MIR-202【アルテミス・レナ】

(20)  
最終更新日時:

【キャラ一覧(無印 / AIR / STAR)】【スキル一覧】【マップ一覧

通常イクシード
Illustrator:せんむ

名前MIR-202【アルテミス・レナ】
年齢6000周期
職業メインフレーム製プログラム(探索型)
  • 2017年10月5日追加
  • STAR ep.IIマップ2(205マス/累計360マス)課題曲「Wake up Dreamer」クリアで入手。
  • 専用スキル「Follow me.」を装備することで「MIR-202【アルテミス・レナ/イクシード】」へと名前とグラフィックが変化する。

メインフレーム製の自立型探索プログラム。
姉妹(同型)と共に、拡大を続けるメタヴァースの外周部へ探索に向かったのだが……?

三姉妹の名(前半部)の由来は、ギリシア神話の女神。それぞれ同一視される場合がある模様。
また、スキルやSTORYなどにコナミアミューズメントの音楽ゲーム「MÚSECA」を意識していると思われる部分が散見される。
MÚSECA絡みのネタと思われる部分
  • 外見・服装
    • 色使いや服装が全体的にMÚSECAのメインキャラクター・イリルに似ている(ただしイリルの胸は控えめ)。
    • 衣装に散りばめられた丸型の模様はMÚSECAの操作デバイスであるスピナーを思わせる。

  • 専用スキル「Follow me.」
    • スキル名は和訳するとMÚSECA初代のキャッチコピー「ついて、きて。」になる。
    • スキルの効果はMÚSECA初代と1+1/2の解放ミッションのシステム(Grafica(チュウニのキャラクターに相当)を3人選択して使用でき、楽曲プレー中の特定区間で1人1回ずつ、合計3回Graficaの能力の効果を受けられる)が元ネタと思われる。

  • 「ノリノリでぬってるねぇ!」(EPISODE6)
    • 1+1/2中期以降のキャッチコピー「ノリノリ!ぬりぬり!」。

  • 「2人とも私について、きて!」(EPISODE9)
    • MÚSECA初代のキャッチコピー「ついて、きて。」。

  • (私たちは今日初めて世界の真実に触れた。)(EPISODE11)
    • MÚSECA初代のキャッチコピー「初めてのセカイに、ふれてみて。」。

  • (まるで生まれ変わったみたい。新しい自分を解き放った気分だわ)(EPISODE11)
    • 1+1/2稼働当初のキャッチコピー「生まれ変わる。解き放つ。」。

  • 「さ、いきましょ。ベア、シェリル。」(EPISODE11)
    • MÚSECA初代のキャッチコピー「さ、いきましょ。」。こちらはロケテスト前のゲームタイトル発表時に使われた。
スキル
RANKスキル
1ゲージブースト・スター
5
10Follow me.
15
25限界突破の証

  • ゲージブースト・スター [NORMAL]
    • 定番のゲージブーストスキル。なのだが、確率でボーナスが変化する。
    • 初期値かつ全てハズレを引いてもゲージ5本は可能。当たり分も含めれば5本は十分に達成しやすく、強化をしていけば更に安定度は増す。
    • 運が良ければゲージ6本まで可能。安定して6本以上取れるスキルが他にあるのであればそちらの方が良い。
    • STAR ep.Iマップ2(AIR時点で累計20マス)とSTAR ep.IIマップ2(STAR時点で累計360マス)クリアで所有者は揃う。5本狙いのスキルを持っていない場合、ひとまずユーリスからの入手を勧める。
GRADE効果
共通ノーツ成功時に確率でゲージ上昇UP
初期値【50%】 (155%)/【50%】 (135%)
+1【50%】 (160%)/【50%】 (140%)
+2【50%】 (165%)/【50%】 (145%)
+3【50%】 (170%)/【50%】 (150%)
+4【50%?】 (175%?)/【50%?】 (155%?)
+5【50%?】 (180%?)/【50%?】 (160%?)
推定理論値下限:96000(5本+16000/22k)
推定理論値上限:108000(6本+6000/24k)
所有キャラ【 ユーリス / アルテミス(1,5) 】

  • Follow me. [NORMAL] ※専用スキル
    • 変則的なスパイク系のスキル……とでも言えばいいのだろうか。
    • 譜面次第でゲージ6本可能。7本に届く譜面があるかどうかは不明。
GRADE効果
初期値1/6から2/6経過まで
3/6から4/6経過まで
5/6から6/6経過まで
ゲージ上昇 (240%)
+1〃 (260%)
理論値:不定(譜面依存)
ランクテーブル
12345
スキルスキル
678910
スキル
1112131415
スキル
1617181920
 
2122232425
スキル
STORY
EPISODE1 SPEC:アルテミス「私は探索者タイプのプログラムMIR-202『アルテミス』。でも姉妹は私を『レナ』と呼ぶわ」
 私の名前は『MIR-202【アルテミス・レナ】』。メインフレーム製の自立型探索プログラムよ。
 繁栄と拡張を続けるメタヴァースは、いかに強大な力と権限を持つメインフレームであっても、その全容を掴むのが難しくなってきた。
 そして『外周部』といわれる未知の領域には時折、謎の悪性アバターが出現するという報告もある。
 メタヴァースの長期的な安定性を保つためにも、この外周部を観測することが必要とされていたの。
 その結果、私たち姉妹のような自立型探索プログラムが生み出されたというわけね。
 私には同型プログラムが2人……姉妹がいて、同じ自立型プログラムだけれど異なった役割をしている。
 例えば私は『万能型』。何かに特化したわけではないけれど、ありとあらゆる事態に対応できるタイプ。
 姉の『MIR-201【ヘカティ・ベアトリクス】』……通称『ベア』は『攻撃型』。悪性アバターとの戦闘を主眼に調整された姉さんはとても頼りになるわ。……少しお調子者なのが玉に瑕だけれど。
 真面目で恥かしがり屋の妹『MIR-203【セレネ・シェリル】』は『感知型』。あの子のセンサーで捉えられないものはないわ。ベアと私は『シェリル』と呼んでいるの。
 私たち3姉妹は見た目や性格は違うかもしれない。でも互いが互いを信頼し、支え合っている。
 3人いれば達成できない任務はないと信じているわ。
EPISODE2 最果ての地へ「メタヴァースの『最外周部』の調査を命じられた私たち。でも姉の『ベア』はピクニック気分みたい」
 私たち姉妹にある命令が下った。内容は『最外周部の探索、およびデータの回収』だ。
 「『最外周部』って……」
 「未知の領域『外周部』の中でもさらにアンノウンの領域、だっけ? 存在すら疑問とされている場所じゃない……本当にあんの~? そんな場所。……まあ、たまには気が詰まるメインフレームから外に出て、遠くに出かけるのも悪くはないけどさー」
 面倒くさそうにぼやくベアをシェリルが嗜める。
 「もう、ベア姉さまったら! 唯一絶対のメインフレームの考えを疑うなんて……それにこれは任務なんですよ! ピクニックに行くんじゃないんです。ちゃんとしてください!」
 「ふふふ。シェリルは真面目だね~。……でも大丈夫なワケ? 最外周部が本当にあるのかは分からないけど……外周部には怖~いネメシスがたくさん出るかもしれないよ?」
 「うっ……そ、それは」
 言葉を失ってしまったシェリルの頭をベアはワシャワシャと撫で回す。
 「あはは! 悪い、悪い! からかいすぎた。大丈夫だって! そんな顔しないの。もしネメシスが出ても、あたしが軽~くぶった切ってやるから!」
 「私もついてるよ。だから一緒に頑張ろう?」
 「は、はい! もちろんです!」
 「……それじゃあ。準備を進めましょう。シェリルの言う通り、私たちにとってメインフレームの命令は絶対なんだから。そしてそれが人類の未来を護るということでもある。最外周部の調査はとても意義のあることよ」
 「はいよ……んじゃあ、さっさと始めますか!」
EPISODE3 謎のプログラムとの邂逅「最外周部で出会った謎のプログラム。彼と取引すればこの地点のデータが手に入りそうだけれど……」
 メタヴァース外周部から先は転送座標が指定できない。
 そのため、私たちは原始的な手法での調査を行う必要があった。
 蓄積された廃棄データとシミュレーションの海の果てで、シェリルの感知能力が『未知の反応あり』と告げたエリアまで辿り着いたのだが……。
 「……あの泡って、もしかしてプログラム、なの?」
 闇色をした終わりの見えない混沌の海の表面からは、小さな泡が浮かんでは消えるように、新たなプログラムが生まれていた。
 「そんな……あんな風に生まれるプログラムなんて……あり得ませんわ!」
 「ああ……あたしも聞いたことない現象だね」
 「手分けして調べてみましょう」
 領域が広大すぎるため、私たちは一旦手分けをして調査を開始する。その途中で、脅威レベルが低い悪性アバターが何体も襲ってくる。
 (もう! きりがないわ……それにしてもこの領域はどこまで続いているの?)
 そんなことを考えながら調査を続けていると……。
 「……そこのお嬢さん。ちょっといいかい?」
 シェリルほど感知能力に長けていないとは言え、探索プログラムの私の背後を取れる者は少ない。
 振り返るとそこには、あるプログラムの姿があった。
 「驚かなくてもいい。私はただの研究者だ」
 「研究者? ……こんなところで研究を?」
 「こんなところだからさ……だが、ここに籠っていると世情に疎くなるものでね。見たところ、君は外からやってきたようだ。随分この領域に手を焼いているんだろう? 交渉というわけではないが、君の構成データを解析させてくれれば、代わりに私が持つこの場所の観測データを渡そう……どうだね?」
 ……得体の知れない男の誘いに乗るのは危険だ。でも、一方でこの膨大な混沌の海を知る糸口が得られるのは魅力的でもある……どうするべきなのだろう?
EPISODE4 突如知らされた出生「私は『オールドブルー』とリンクし目的のデータを得た。でも、それがきっかけで出生の秘密を知った」
 怪しいプログラムの誘いに乗るか? 私は他の姉妹に判断を仰ごうと通信を送ってみたのだが……。
 (えっ!? 通信ができない? どういうこと!?)
 「……もしや、お仲間に連絡を取ろうとしているのかね? だったら無駄だ。ここではあらゆる通信手段は遮断される。また、外部と連絡を取るのもできんよ」
 (なるほど。だからメインフレームは最外周部の実態を把握できなかったのね)
 「君は私を敵だと疑っているのかな? それは誤解だ。敵であれば、最初の段階で君を破壊している」
 「……貴方、名前は?」
 「これは失礼。私の名は『オールドブルー』だ」
 「いいわ。オールドブルー。貴方の取引に応じます」
 私は彼とダイレクトリンクして、データを交換した。
 受け取った観測データには、恐るべき事実が記載されていた。
 この最外周部は、かつて外部世界から侵攻してきた、破壊神と呼ばれる存在が遺棄された場所であり、その遺物から発生した小さな混沌が、蓄積され生まれた場所……「ネメシスの海」と言える存在だというのだ。
 メタヴァース拡張期の混乱により、観測対象から外されていた最外周部に広がる混沌の海は、徐々にメタヴァースを侵食し、着実に領域を拡張しつつあるという……。
 (早くこの事実をメインフレームに伝えなければ!)
 私がオールドブルーにさらに詳しい状況を確認しようとすると……。
 「素晴らしいィーッ! これが進化の可能性かッ!」
 オールドブルーは目を輝かせて私を見つめていた。

 「君は……実に素晴らしい存在だ。アルテミス。人間とプログラムの融合体……実現していたのだな!」
 「融合体……人間の? 何を言っているの?」
 「おや、自身のことを知らされていないのかね?君は人間を基礎としてできている特殊なプログラムということだ」
 「進化の過程で必ず現れると予見されていた……しかし君は違うな。プログラムが人間のように進化するため……」
 オールドブルーの言葉は予想外のものだった。
EPISODE5 落ち込んでいる暇はない「私のベースが人間というのは驚いたけど、今は職務を果たそう。姉妹たちと最深部に向かい調査を続行だ」
 「私が……半分人間ですって?」
 「ああ。恐らく君の姉妹とやらもだが、人間のデータを素体として特殊なプログラムを融合させることで、新たな能力を獲得した新人類なのだ!」
 「メタヴァース環境に適応した他のアバター人類とは違う、プログラムが人間により近付くための存在……」
 「あり得ないわ! 私たちメインフレームは人類種を守護する管理者なのよ? 人間を侵し、自らの行動原理に反する行いをするなんて……それに私の素体となった人の記憶や心は……」
 「無論、上書きされるか消去しているだろうな」
 「メインフレームやその統括者・ティフォンが何を考えているのかは私には分からんよ。だが、君は私が理想とする進化の体現者だ!ティフォンよ……この出会いには感謝をせねばならないな」
 (私が……私たちが進化の体現者?そんなこと言われても)
 突如知らされた自分の秘密に、私の心は激しく揺れた。動揺する私の元に聞きなれた声が聞こえるいつの間にか他の姉妹たちが私の元にやってきていた。
 「レナ! 大丈夫? 顔色が悪いけど」
 「ベア……シェリル……あれ?」
 オールドブルーはいつの間にか姿を消していた。
 「レナ姉さま? どうかしましたか?」
 「ううん。なんでもない……それよりも、早くここの最深部の調査をしましょう」
 私は自分たちの出生の秘密をとりあえず他の姉妹には伏せておくことにした。
 (……今は任務を優先しよう。ベアとシェリルをむやみに動揺させることはないわ)
 私たちはオールドブルーから得たデータを元に混沌の海の最深部の座標を目指した。
EPISODE6 ワイズマンとの出会い「深奥部で闇の空間に閉じ込められ苦戦する私たちは、そこで『ワイズマン』というプログラムに救われた」
 最外周部、その最深部に近付くにつれて悪性アバターの数は増えていった。しかもその脅威レベルも外周部をうろついていた奴らとは桁違いだ!
 「はぁ……はぁ! クソッ! うざったい!」
 (戦闘に長けているベアですら濃い疲労を隠せていない……これ以上は危険だわ。いったん退避して……)
 「――ッ、危ないシェリル!」
 「きゃっ!? レ、レナ姉さま!?」
 背後に迫る敵の姿を感知できたとしても、捌くことができないシェリルを咄嗟に突き飛ばす。
 その瞬間私の半身に衝撃が走った。
 攻撃の主をベアが切り裂く瞬間がゆっくりと再生される。
 私の視界は徐々に白く染まり、意識が遠のく……。
 (だめ……意識が……)

 ――夢を見た。その世界で私は絵を描いていた。
 穏やかな陽気の中、真っ白な部屋でカンバスへ向き合っている。
 「ノリノリでぬってるねぇ!」
 そこにベアとシェリルがやってくる。2人とも今の姿と似ても似つかない格好をしているのに、なぜか私には2人だと確信できた……。
 私の見たことのない景色。どうしてこんな夢を見るのだろう……これは誰の見た世界?

 「……うん? ここは?」
 「……気が付いたようだな」
 私の目の前には見知らぬフードの男が立っていた。
 「レナ姉さま!」
 「レナ! 良かった」
 「ベア……シェリル……この人は?」
 2人はどこから説明すればといった感じで戸惑っている。
 見知らぬ男はそんな2人を差し置いて語り始める。
 「私の名前は『ワイズマン』。そうだな……さしずめ隠者というところかな」
 「隠者? ……オールドブルーの仲間なの?」
 「おや。彼に会ったのか?私と彼は仲間ではないね……古い知己ではあるが」
 「もしかして貴方が私たちを助けてくれたの?」
 「それも間違いだ、助けたとは言えない……真の脅威は去っていないからね。……現在、君たちはこの空間に閉じ込められている状況だ」
EPISODE7 敵はパンドラネメシス「ここからの脱出には、VOXを持つ悪性プログラム『パンドラネメシス』を倒す必要があるらしい」
 「君たちはメインフレームへ帰還する必要がある……つまりここを出なくてはいけない。この閉鎖空間を
突破する方法は1つ……管理者である『彼女』を倒すことだ」
 ワイズマンの話では、私たちが訪れたこの空間は戦闘中に閉鎖空間として閉じられてしまったという。それを実行した悪性アバターがこの先にいるらしいが。
 「彼女、パンドラネメシスは周辺エリアを管轄していたVOXを持っている。それ故にこの場所では非常に強力な力を保持しているが、君たちのような存在なら倒せるかもしれないな」
 「貴方もしかして私たちの秘密を知っているの?」
 「君の治療をする際に、データを閲覧したからね」
 「あたしらの秘密? どういうことだい?」
 私はベアとシェリルにオールドブルーから教えられた情報を聞かせた。
 「メインフレームがそんな……私たちは人類の守護者じゃ……」
 「でも……どんな出自を持っていたとしてもあたしたちは姉妹だ! そうだろう?」
 「ベア……ええ。その通りね!」
 ベアの言葉で落ち込んでいたシェリルもようやく元気を取り戻した。
 「私たちは行きます。ワイズマン貴方はどうするの?」
 「君たちの力になりたいのは山々なんだが、私にはここで成すべきことがある。すまないね……」
 「いいって! やることがあるなら仕方がないさ!」
 「ありがとう。最後に忠告しておこう。君たちに与えられたリミッターの解放、それはなるべく控えた方がいい。君たちはデータの摩耗と、それに対抗するため超回復による強化が常時行われている状態だ。常にデータが変化を繰り返しているため「戻る」ことができない。リミッターを解放し、回復力を上回るようなデータ摩耗を繰り返せば……命の保証はできないだろう」
 「つまり私たちには『寿命』があるってこと?」
 「あくまでも私の推測だがね」
 「……分かったわ。気を付ける、ありがとう」
EPISODE8 最外周部の女帝「パンドラネメシスの力は圧倒的だ。そして奴は私たちに『共にメインフレームを滅ぼそう』と誘ってきた」
 メタヴァースの最深部、暗く光の届かない海の底。
 そんな陰鬱な場所に不釣り合いな、青白い白百合のような可憐な肢体を持った少女「パンドラネメシス」は数々の墓標のようなものが立つ深淵に横たわっていた。
 「あれが……パンドラネメシス……」
 彼女を前にした私たちは圧倒的な負の波動に包まれる。それは彼女が決して手折られることを許さない、この場所の支配者であることを物語っていた。
 最外周部の女帝は宝冠の代わりに、その手の中に禍々しく変質したVOXを恭しく抱いている。
 「先手必勝だ! いくぞッ!」
 ベアが飛び出し横たわるパンドラネメシスへ攻撃を仕掛ける。
 繰り出されるベアの斬撃だが、彼女の周囲に展開した障壁に阻まれてしまう。
 「……ようこそ、秩序より出でし禁忌の者たち」
 パンドラネメシスはすっと立ち上がりベアに優しく語りかける。
 「なっ!? 攻撃が利いていない!?」
  「ベア姉さま! VOXです! VOXが障壁を展開して、姉さまの攻撃が無効化されているんですわ!」
 「……なら! 先にVOXを壊すまでよ!」
 私たちは陣形を組み直し、VOXを集中攻撃する。
 (障壁が常時形態を変えている!?攻撃が全て通じない!)
 しかし、何度パンドラネメシスに攻撃を仕掛けるも、彼女にはまるで通用しない。
 「……あなたたちも私と同じ……捻じ曲げられたもの」
 猛攻の中、顔色一つ変えずに彼女は語りかける。
 「私と同じで元の存在を消され、進化の礎として捨てられるもの。それなのになぜ戦うの?共に……メインフレームを滅ぼしましょう」
 「私たちと貴女が……同じ?」
 「ワタシはネメシスの浸食により生まれた。奪われ書き換えられた、それは貴女たちも同じ。己の意志とは関係なく理を歪められた……」
 パンドラネメシスは私たちに優しく微笑みながら語りかける。
 私たちはパンドラネメシスの思いもよらない言葉に動揺してしまう。
EPISODE9 MIRエクステンション「これ以上、誰の命も奪わせるものか! 二人共私について、きて! トリニティヴァーテックス!」
 「……確かに私たちは混じり物なのかもしれない。己の意志と関係なく生み出され、歪んだ存在なのかもしれない。でも決して貴女と同じではないわ!」
 「ああ! メインフレームを滅ぼすだって?はっ! 冗談じゃない! そんなことはさせないよ!」
 「……貴女たちは分かっているんでしょう?自分たちが数多の実験の犠牲の上に立つ存在だと。守護者と自称しつつ、命を弄んだメインフレームを護るというの?」
 「……メインフレームの正否は分かりません。でもこれだけは誓えます。私たちはこの世界に災厄を振りまこうとする貴女をここで破壊します……私たち姉妹は人間の守護者なのですから!」
 「――いいわ。ならば滅びなさいッ!」
 パンドラネメシスの身体を包む闇が濃くなり、青黒く染まる電熱を帯びた粒子が嵐のように吹き荒れる!
 「元末端管理者としてワタシは貴女たちと戦いたくはないけれど、ワタシの本能がそれを許さない。……イツワリノイノチニホロビヲアタエンッ!!」
 陣形を整えると私は両手を広げ合図をした。
 「そうはさせない! 2人とも私について、きて!」
 「了解!」
 「分かりました!」
 私たちは互いのエネルギーラインを直結する。
 これは私たち三姉妹だけに与えられた機能で、3つの異なる力を1人に集約することにより、リミッターは解放される。
 その結果、限界を遥かに超える性能を一時的に引き出すことができるのだ。
 真っ赤な粒子が周囲を覆い、パンドラネメシスの放つ攻撃を弾き、爆煙が巻き起こる。
 巻き起こる爆煙の中から高速で何かが飛び出す。
 「――トリニティヴァーテックス!」
 カタパルトのような勢いで超加速した私の特攻は、パンドラネメシスの展開した障壁を貫き、彼女の身に深々と剣を突き刺すことに成功する。
EPISODE10 VOXは回収できず……「パンドラネメシスは破ったが、VOXは回収できず。また、力の解放による莫大な負荷が私たちを襲う」
 私の放った一撃はパンドラネメシスを貫き、その白百合のような身体に伝わった真紅の赤熱は、凄まじい勢いで爆風となり灰塵が周囲を包み込んだ。
 ようやく煙が晴れた頃、彼女は消滅していた。
 「や、やりましたね! お姉さま!」
 「ああ! 何とかぶっ飛ばしてやった!あたしたち三姉妹の力は無敵だね!」
 喜ぶ2人を見て、私もほっと一息つき、辺りを見回す。
 「跡形もなく消えてしまったなんて……VOXを回収できなかった。あれがあれば、最深部の詳細なデータが手に入ったのに……うっ!?」
 「レナ姉さま!? ……ああっ!」
 「うぐあっ! な、なんだこの痛み……!?」
 私たちの身体に一瞬だけ鈍い痛みが走り、ゆっくりと収まっていく。
 トリニティヴァーテックスは私たちから数倍以上の力を引き出すことができる。だが、かかる負担も尋常ではない。
 (それに、これはエネルギー消費による負担だけじゃない。……拒絶反応なの?)
 私たち三姉妹は同系統のプログラム。本来であれば互換性を持ち、データの受け入れは問題ないはずだ。だが、人間を素体としていることで、微妙な拒絶反応が生まれている。トリニティヴァーテックスの影響で、データが徐々に摩耗していくことが身体で理解できた。
 「オールドブルーやワイズマンの言っていたことは本当だったみたいね……」
 「ああ……確かにあたしたちは、このまま力を使い続けてたら、ただじゃ済まないみたいだ」
 「ベア姉さま、レナ姉さま。……私たち、これからどうすればいいんでしょうか?」
 シェリルは身体の痛みに耐えながら、不安げな様子で私たちを見上げた。
EPISODE11 生の意味と正義の在処「今の私たちにはメインフレームが正義とは思えない。これから何が正しいのか見極めよう……3人で」
 「……大丈夫よ、シェリル」
 私はシェリルを抱き寄せた。
 「レナ姉さま……」
 その様子を見ながら、ベアは己を鼓舞するように気丈に振る舞う。
 「いつだってあたしたちがついてる。……だから泣きべそかくんじゃないよ。シェリル!」
 「な、泣きべそなんかかいてませんわ!」
 ベアの言葉にシェリルはようやくいつもの調子が出てきたようだ。そんな2人を見ていて、私の心はスッと軽くなるのを感じた。
 (私たちは今日初めて世界の真実に触れた。まるで生まれ変わったみたい。新しい自分を解き放った気分だわ)
 ……実際に私達は一度は、生まれ変わっていたのだが。己の意志とは関係なく、その出生を知らされることもなく……ただメインフレームの命令に従っていた。何も疑問を抱くことなく、従うのが当然だと思っていた。
 (でもこれからは違う。自分たちの生まれてきた意味、そして正義の在処は自分たちが決めなければ……)
 「さ、いきましょ。ベア、シェリル。……とにかく一旦はメインフレームに帰還しましょう」
 「そうですね。最外周部……ネメシスの脅威はメインフレームに報告し、対抗策を講じなければ」
 「その後で、しっかりと考えないとね。……あたしたちのこれからを」
 私とレナはベアの言葉に頷いた。
 「ええ。自分の心に従い、何が正しいのか見極めましょう……その結果、何が起こっても私たちは一緒よ……共に前に進みましょう!」
 私たちは迷わない。己の信じた正義を歩き続ける。……最後まで3人一緒に。この命、尽きるまで。



コメント(20)
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  • チュウニズムな名無し No.101369397 11時間まえ 通報
    ってかいくらコナミと仲良いからってこんなことやっちゃって大丈夫なんか?
    0
  • チュウニズムな名無し No.101346906 2017/10/12 (木) 12:58 通報
    オールドブルーとダイレクトリンクする薄い本がみたいです
    4
  • チュウニズムな名無し No.101336094 2017/10/10 (火) 10:18 通報
    イリルは三姉妹というところも一致
    0
  • チュウニズムな名無し No.101334839 2017/10/09 (月) 23:39 通報
    ミュゼカ関係のことそんなに事細かに書く必要あるかな
    個人的にはわかる人にはわかるくらいに仄めかす程度でもいいと思うんだけど
    返信数 (1)
    0
    • × チュウニズムな名無し No.101337785 2017/10/10 (火) 17:34 通報
      少なくとも俺には需要があったよ
      14
  • チュウニズムな名無し No.101331985 2017/10/09 (月) 13:08 通報
    maimaiの「あいに、きて。」といい完全に煽っててロックを感じる
    4
  • チュウニズムな名無し No.101329760 2017/10/08 (日) 23:05 通報
    初めてのセカイに、触れてみt
    1
  • チュウニズムな名無し No.101327949 2017/10/08 (日) 16:17 通報
    ファクトリーとメインフレームってなんか関係あるのか?
    返信数 (2)
    0
    • × チュウニズムな名無し No.101333235 2017/10/09 (月) 18:17 通報
      関係以前にファクトリーそのものが何か謎な件
      0
    • × チュウニズムな名無し No.101333380 2017/10/09 (月) 18:47 通報
      AIRのメタヴァースのCD付属のブックレットに書いてあった用語解説によると、
      メタヴァースの開発/管理運用を行った研究機関であり、2050年付近に起こった大戦争の後はメインフレーム傘下の中間管理機構として職員の大規模な量子データ化が行われたとされていて、
      演算量の加速的肥大化によるメインフレームの機能鈍化に伴い、メインフレームとの連携が途絶して以後、メタヴァース内で独自の活動を行っていたとのこと。
      1
  • チュウニズムな名無し No.101322999 2017/10/07 (土) 15:09 通報
    絶壁の後のおっぱい
    9
  • チュウニズムな名無し No.101322889 2017/10/07 (土) 14:37 通報
    ネメシスの海があるってことは、ティアマットの聖戦の後の話になるのかこれ
    1
  • チュウニズムな名無し No.101320066 2017/10/06 (金) 22:11 通報
    投稿を見てあ、って思った
    0
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