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CHUNITHM【チュウニズム】攻略wiki

観音寺 にこる

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【キャラ一覧(無印 / AIR / STAR / AMAZON / CRYSTAL / PARADISE / NEW / SUN)】
スキル一覧(~PARADISE LOST)】【マップ一覧

※ここはCHUNITHM PARADISE LOST以前に実装されたキャラクターのページです。

  • このページに記載されているすべてのスキルの効果は、CHUNITHM PARADISE LOSTまでのものです(限界突破の証系を除き、NEW以降で入手・使用できません)。
  • 専用スキル装備時に名前とグラフィックが変化していたキャラクター(いわゆるトランスフォーム対応キャラ)は、RANK 15にすることで該当グラフィックを自由に選択可能となります。

Illustrator:掃除朋具


名前観音寺 にこる(かんのんじ にこる)
年齢14歳
職業中学2年生・カメラ小娘・下僕たちのアイドル
好きな物カメラ・可愛い女の子(特に鬼蝮 ユリア)

美少女を写真に収めんとするカメラオタクアイドル。

最近は鬼蝮 ユリアにご執心。

観音寺 にこる通常 / ポートレイトマフィア

東雲 りんといくつか共通点があるような気もするが、無関係。

スキル

RANKスキル
1天使の悪戯
5
10
15
25限界突破の証
50真・限界突破の証
100絆・限界突破の証

  • 天使の悪戯 [SUPPORT]
  • 効果にランダム性のある天使の息吹。運が良ければ初期値でもゲージ5本まで可能だが、GRADEが+3以下だと運が悪ければ5本に届かない。
  • 最終的にゲージ0から2本到達可能になる点は天使の息吹と同様。最大GRADE(+8)に限り、当たりを引けば3本が保証される。
  • 筐体内の入手方法(2021/8/5時点):
  • 筐体内では入手できない。
  • STAR ep.VIIマップ5のマップボーナス(+1、愛野 ヒカリ/サンシャインサマーであれば合わせて+3)に名指しで指定されていた。
プレイ環境と最大GRADEの関係
プレイ環境最大
開始時期ガチャ
PARADISE×
(2021/8/5~)
無し×
あり+3
PARADISE
(~2021/8/4)
無し×
あり+8
CRYSTAL無し×
あり+8
AMAZON+以前
GRADE効果
▼以降はCARD MAKERで入手するキャラが必要
共通ゲーム終了時に確率でボーナス
初期値【50%】+26000/【50%】+12000
+1【50%】+28000/【50%】+14000
+2【50%】+30000/【50%】+16000
+3【50%】+32000/【50%】+18000
▼以降はCARD MAKERで入手するキャラが必要
(2021/8/5以降では未登場)
+4【50%】+34000/【50%】+20000
+5【50%】+36000/【50%】+22000
+6【50%】+38000/【50%】+24000
+7【50%】+40000/【50%】+26000
+8【50%】+42000/【50%】+28000
理論値下限:78000(4本+18000/20k)
理論値上限:92000(5本+12000/22k)[+3]
理論値下限:88000(5本+8000/22k)
理論値上限:102000(6本+0/24k)[+8]

所有キャラ【 観音寺 にこる / ショコラ / 愛野 ヒカリ(サ)(15)

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ランクテーブル

12345
スキルep.1ep.2ep.3スキル
678910
ep.4ep.5ep.6ep.7スキル
1112131415
ep.8ep.9ep.10ep.11スキル
1617181920
-----
2122232425
----スキル
~50
スキル
~100
スキル

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STORY

EPISODE1 ナカノが生んだ爆弾少女「中野が生んだ狂気のカメ娘アイドル、観音寺ニコル。彼女はカメラと可愛い女の子が大好きな美少女だ!」

名前:観音寺 にこる(かんのんじ にこる)

年齢:14歳

職業:中学2年生・カメラ小娘・下僕たちのアイドル

好きな物:カメラ・可愛い女の子(特に鬼蝮 ユリア)


 『観音寺 にこる』には、いくつか特筆すべき属性がある。


 まず1つ目。

 彼女は非常にカメラに対しての造詣が深い。

 それもそのはず。彼女の家はありとあらゆるサブカルチャーが渦巻くナカノの中でも老舗のカメラショップだ。

 カメラを愛し娘も愛する両親に育てられたため、にこる自身も熱狂的なカメラオタク娘……『カメ娘(かめこ)』になったというのも、納得できるだろう。

 『カンノンジカメラ』の看板娘として、日々カメラの素晴らしさを啓蒙する、にこるのファンは多く、彼女の周りには『にこるちゃん親衛隊』という、取り巻きたちがいつでもレンズを構えているのだった。


 にこるの属性2つ目。

 それは彼女が『美少女が大好き』ということだった。

 彼女はカメ娘として『美しい、愛らしい』と思った少女たちは、全て自分の手でカメラのファインダーに収めたいという欲望の持ち主だった。


 そんなにこるが最近被写体として追いかけ回しているのは……。

 「はわぁ~! ユリアちゃん可愛いんですのぉ~!」

 ……アキバの女王こと『鬼蝮 ユリア』なのだった。

EPISODE2 ユリアちゃんを追い求め「ああ~ん! ユリアちゃん可愛いですのぉぉ~!彼女を追うために私、アイドルになりますの!」

 にこるとユリアの出会いは、秋晴れで空が高く見える日のアキバ・オドバシカメラ前だった。

 父と一緒に、趣味と大型量販店の市場調査を兼ねたお出かけにやってきたにこるは、オドバシカメラ前で拡声器を持ち、高らかに歌い上げるユリアの姿を見た。


 「愚民のアイドル、ユリアちゃんでぇ~~す!みんなの力で、世界をアキバにしちゃお~~!」


 にこるは一目でユリアの魅力に引き込まれた。

 大きな目を輝かせながら愚民たちにアキバの素晴らしさを啓蒙するユリア。

 まだ少し幼さが残るハイトーンボイス。そして完全に幼い肢体……。

 (こ、これは! 理想の美少女降臨ッ!!)


 目の前に自分の女神が現れたと直感したにこるは、この日からユリアの虜となった。

 ユリアのイベントには全て通い、彼女の美をより正確に留めるため、高性能なレンズを次々に購入した。

 ……だが、そんなことをしているうちに、にこるのお小遣いはすぐに底をついてしまった。


 「ううう……どうすればいいんですの!?ユリアちゃんとステディな関係になりたいんですの~!そして、ユリアちゃんの全てをカメラで収めたいんですのッ!」


 なんとかして己の欲求を叶えられないものか?と悩んでいたにこるの元に、とあるアイドル事務所からスカウトがやってきた。

EPISODE3 カメ娘アイドル誕生!「撮られるのも良いものですわ……ん? そこの貴方!スマホのカメラで撮影なんてふざけてますの!?」

 アイドルとしてデビューすることになったにこる。

 (これでユリアちゃん活動……略して『ユリカツ』の資金を集めることができますわ~!)

 本来ならユリアと同じアキバを活動拠点としたかったところだが、両親からアイドルになる条件として『店の宣伝をする』と言いつけられていたため、渋々ナカノを活動拠点にしたのだった。


 元から愛らしい容姿をしていたにこるは、ローカルアイドルとして順調にステップアップしていった。

 「いや~。にこるちゃんをモデルとして撮れる日が来るなんて……なんだか感動だなぁ~」

 昔からの、にこる親衛隊のお兄さんたちも彼女のデビューを素直に喜んでいるようだ。それを見たにこるは『今までは撮る専門だったが、撮られる側も悪くない』と新たな喜びを見出していた。だが……。

 「なっ!? そこの貴方! スマホのカメラで私を撮影するなんてふざけてますのっ!?」

 にこるの物凄い剣幕に圧倒されて、大きな亀のキーホルダーをつけた男子高校生は冷や汗をかいている。

 「お、俺はその……何か怪しい人だかりがあるなと思って調査に来ただけっていいますか……」

 「問答無用! せめてフルサイズF1.4大口径単焦点レンズを用意してから人類を名乗りなさい!この亀野郎ッ!」

 「ひぃっ!? ガチ勢、悪霊よりあり得ねー!」

 そんな2人を見ても、にこる親衛隊はにこやかだ。

 「にこるちゃんは相変わらず厳しいなぁ~」

 アイドルになっても、にこるのカメラへの愛はガチであり、また過激派なのだった。

EPISODE4 最高の被写体ですわ!「ああ、ユリアちゃんのあんな姿やこんな姿を自慢の大口径中望遠レンズで撮りまくりたいですわ~!」

 今日もにこるはユリアの姿を求めて走っていた。

 彼女の地道なストーキング……もといユリカツのお陰でユリアの通う高校はとうの昔に突き止めていた。

 (はぁ、はぁ……よ、良かったですわ!ユリアちゃんが下校する前に来られました!)

 中学生のにこるは高校生のユリアより早く学校が終わるため、連日ユリアの学校前で絶好の撮影ポイントを確保し、万全の体制を整えてから彼女の下校を待っていた。


 やがてユリアが友達と共にお喋りしながらやってくると、にこるは猛烈なスピードで彼女を連写し始めた。

 (はっ! はわわわわぁ~! 今日もユリアちゃんは可愛いですわぁ~! 制服のユリアちゃんもメガ萌えですわぁ~! 激プリティですわ~!)


 彼女のやっていることは、どう考えても盗撮だ。

 だが、にこるがあまりにも堂々としていること。

 そして普段からユリアの周りには『アキバ帝国』に属する、美しいが尖った……薔薇の棘よりも尖り過ぎた人間たちがいることもあり、今更にこるのようなタイプの新手のHENTA……美少女が傍に寄ってきても違和感は無かったのである。


 (ユリアちゃんにリングライトを当て、花びらを撒き散らした真っ白のベッドに横たわらせて撮影したい! そしてちょっと溶けかけた棒アイスを咥えさせて上目遣いの表情を撮りたいですわぁああああーーっ!)

EPISODE5 生ユリアちゃんは最高!「今日はユリアちゃんのメイド喫茶を直撃ですわ!やっぱりアイドルは生に限りますわね……ジュルリ」

 今日はにこるのお小遣いデー。

 早速お父さんからもらったお金を握りしめて、にこるはユリアが働くメイド喫茶に向かった。


 (ユリアちゃん! ユリアちゃん! ユリアちゃん!ユリアちゃん! ユリアちゃぁああーーんっ!)


 ナカノからアキバまでにこるは急ぐ。自転車に乗って、電車に乗って、か細い2本の足で走り出す。

 (待っていてくださいね! ユリアちゃん!)


 ユリアのメイド喫茶は、いつもは割と空いている。

 八咫烏ならぬ、閑古鳥が鳴いている。

 しかし今日は珍しく、たくさんのご主人様たちのご帰宅があったらしい。

 ご主人様に『愚民』などと無礼な呼び名をつけつつも、ユリアは彼らの世話をまめまめしく焼いていた。

 なんだかんだで彼女は面倒見がいいのだ。


 そんなユリアの表情を少し離れた席から、にこるは望遠レンズで撮影していた。

 (ああ~ん! どんなユリアちゃんも可愛いですけど、メイド姿は至上! 至福! 至高ですわぁ~!

 ああ……やっぱりアイドルは生に限りますわ。ジュルリ)

 ご主人様=愚民の皆さまは、よだれを垂らしながら、ユリアの撮影をし続けるにこるのことを、慣れた様子で見守っている。

 にこるの姿に気が付いていないのは、ユリア本人だけだった。

EPISODE6 ユリアちゃんとチェキ「私のような弱小クソカメ娘をユリアちゃんが名前を覚えてくれていただなんて昇天しますわ!」

 働くユリアに向かってシャッターを切りまくるにこる。

 いつもなら、人気の無い席から隠れて撮影している、にこるの姿にユリアは気が付かない。

 しかし今日は店の端から端までご主人様が座っていたせいか、ユリアはにこるの姿を、彼女が構えるカメラのように正確に捉えてしまったのだ。


 (はわわわっ!? お、怒られる!? ユリアちゃんに叱られてしまうんですの!? お仕置きされちゃうんですの!? ……それはそれで美味しいような)


 『盗撮』が悪いことと一応知っていた。にこるは頭の中に色んな想いが渦巻いて、思わず行動が取れない。

 だが、そんなにこるを見てユリアは表情を明るくする。

 (ちなみに、にこるは知らないが、にこるの事務所がユリアの関係者に一応にこるの性癖と撮影については断わりを入れている)

 「あっ! 貴女! ナカノのカメ娘アイドルのにこるじゃない! どうしてこんなところに?」

 「えっ!? な、なんで私の名前を!?」

 「アキバとナカノはオタク同盟関係。言わば姉妹都市でしょ? アキバの女王として知っていて当然よ!これからも一緒に愚民たちを導いていこうね!」

 「はっ! はっ! はひぃいいーーっ!」

 『自分のことをユリアが認識していてくれた』そのことでにこるは天にも昇る心地だった。

 それからにこるはボンヤリとした意識のまま、ユリアと一緒にチェキを撮り、ナカノとアキバのアイドル合同LIVEの開催を約束したのだった。

EPISODE7 満たされぬ心「ああ……なぜですの? ちっともユリアちゃんの魅力をカメラで納めきれない。もっと精進しなければ!」

 夢見心地で家に帰ったにこるは、早速今日撮ったユリアの写真をパソコンに取り込み、

アルバムを作り始めた。

 すると、さっきまでの笑顔はどこへやら。にこるはユリアの写真を見ると憂鬱そうに溜息をつく。


 (ああ……今日も駄目ですわ。ユリアちゃんの魅力をちっとも捉えきれていない。ユリアちゃんは地上に舞い降りた女神。その魅力の全てを私のカメラ如きで収められるとは思っていません……それでもその愛らしさの100万分の1……いえ5000兆分の1くらいは私のファインダーに収められると思ったのに)


 にこるは最後にユリアと一緒に撮ったチェキを見て首をかしげる。

 (……最後に撮ったチェキが1番良い。ユリアちゃんの宝石のような煌めきが感じられる……なんてこと!)


 チェキにはチェキの良さがある。だがカメラ過激派のにこるには、チェキの画質は耐えられなかった。

 おまけにチェキを撮ったのはユリアの店の店長。彼はカメラのド素人だ。

 (くっ……カメラ素人が撮った写真が1番良いですって!? そんなこと認められませんわ!ありえませんわっ! ぬおぉぉぉぉ~~っ!)


 にこるはやりきれない思いから枕に百裂拳を繰り出し、中の羽毛が宙に舞うのを見るとようやく落ち着いた。

 「はぁ……はぁ……こんなことではいけません。ユリアちゃんとの合同LIVEまでに……。もっとカメ娘として精進をしなければっ!」

EPISODE8 猛特訓の日々「ユリアちゃんとの合同LIVEは最高の笑顔を撮らなければ! そのためには、そう特訓ですわ!」

 ユリアとの合同LIVEに向けてにこるは猛特訓を始めた。

 無論特訓というのは、歌やダンス、軽快なトーク練習などではない。

 『合同LIVEでユリアちゃんを最も美しく、最も愛らしく撮影できるようにならねばならない』という使命を勝手に背負ったにこるは、自分のカメラの腕をさらに鍛える特訓を開始したのだ。


 「まずは……どんな時でも、そう仮に三脚や一脚がなくても手ブレしない、強靭な腕の筋力ですわ!」

 カメラの本体は重い。レンズも重い。しかし、にこるのユリアへの想いはもっと重い!

 にこるは両手に大口径の中望遠レンズを装着した一眼レフカメラを持つと、それを使い筋トレを始めた。


 また別の日には『どんな時でも平常心で決定的な瞬間を捉えられるように』と戦場カメラマンさながらに、アサガヤでヤンキーらの抗争を撮りに行ったりもした。


 『アイドルとしての訓練はいいのか?』普通ならファンたちからこんな声が聞こえてくるだろう。

 だがにこるのファンは彼女が最も輝く瞬間が、カメラを手にした時だと知っていたので、何も気にしていなかった。むしろ応援をしていたのである。


 (待っていてくださいね、ユリアちゃん……私が、貴女の最高の表情を撮ってあげますから!)


 そして遂に運命の合同LIVEの日がやってきた!

EPISODE9 ついに来た合同LIVE「待ちに待ったユリアちゃんとのLIVE。最高の1枚を撮らなければ……なのにトラブル発生ですの!?」

 (ついにこの日がやってきましたわ……ユリアちゃんとの合同LIVE……全神経を集中させなければ!)

 にこるは手にしたとっておきの大口径の中望遠レンズを装備した一眼レフカメラを強く握り、呼吸を静かに整える。

 (今日のLIVEはユリアちゃんが先。私の忠実な下僕たちが、逐一状況を報告することになっていますけれど……その割に遅いですわね?)

 にこるが怪しんでいると下僕の1人が慌てて楽屋になだれ込んでくる。

 「に、にこるちゃん! ユ、ユリアちゃんがっ!」

 「ユリアちゃんに何かあったんですの!?」


 にこるが下僕の案内でステージに向かうと、そこにはカメ娘として目を疑う光景が広がっていた。

 なんと悪質なカメコが、イベントのルールも守らず、勝手にユリアの囲み撮影をしていたのだ!

 中にはローアングルで神聖なユリアのスカートの中にレンズを突っ込む蛮族までいるではないか!

 こういう時、普通なら『八咫烏 鋼太郎』という全身が狂気……凶器のようなアイドルがユリアを守るのだが、運悪くこの時鋼太郎は、その奇行が問題となり、警察に連行されてしまっていたのだ。


 「ちょっ! やめっ! やめなさいよっ! 愚民っ!本当に愚かよっ! その行為っ!」

 いくらユリアやイベントスタッフが注意しても、悪質カメコは囲み撮影を止めようとしない。

 その様子を見たにこるの頭から『プッツン』という音が聞こえた。彼女は完璧に『キレちまった』のである。

EPISODE10 今こそ見せろファン魂!「ルールを守れぬカメコは死すべしッ!行きなさいな! 忠実なる我が下僕たちよッ!」

 「そこの微生物以下のクソカメコ共!神聖なユリアちゃんをローアングルから舐めまわすように撮影するなんて、なんて羨まし……不届き千万ですわっ!」

 にこるは小さな身体からは想像もできないような圧を放ち、悪質カメコ共の前に立つ。

 「『他人様に迷惑をかけない』『モデルが嫌がる撮影はしない』……この鉄の掟をお母様の胎内に忘れてきてしまったような愚かなカメラ小僧には死あるのみ!……真のカメコとはこういうものです! 我が忠実な下僕たちっ! 手本を見せてあげなさいっ!」

 「応ッ!!」

 にこるの号令に、にこる親衛隊のお兄さんたちはすぐさま一脚を装備させたレフ版を広げ、ファランクスを形成。そのままユリアの前の悪質カメコを弾き飛ばすと彼女を庇った。

 さらに最前線にいる親衛隊は、一斉にカメラのフラッシュを焚き、悪質カメコたちの視界を奪う。

 「うわっ!? 目がぁぁぁ! 目がぁぁぁ!」

 この時点で悪質カメコたちの戦意は完全に失われていたが、ユリアに涙を与え、カメコの誇りを傷つけられたにこるの怒りはこんなものでは収まらなかった。

 「喰らえぇぇーーッ! 天誅ーーですわぁーーッ!」

 にこるは重いカメラケースをユリアのスカートを覗いていたカメコの脳天に思い切り振り下ろした!

 「ギャアアアアーーッ!?」


 ……こうして、にこるの鉄槌を受けた悪質なカメコたちは、全員尻尾を巻いて逃げだしていったのである。

 またそれは新たな『バーサーカメ娘アイドル』の伝説が幕を開けた瞬間でもあった。

EPISODE11 百合色のアイドル活動「この間ユリアちゃんからいただいた極上の笑顔は格別でしたわ~。これからもスト……推しますの!」

 一連の嵐のような騒動に、思わず面食らっていたユリアだったが、すぐにアキバの女王の余裕を取り戻す。

 「ナカノの愚民たちもやるじゃない! そしてそれを率いるにこる! アンタも素敵なプリンセスね!」

 咲き誇る花にも似たユリアの笑顔を見たにこるは、咄嗟に手にしていたカメラのシャッターを切った。

 「……今の最高の笑顔! いただきましたわ!」

 「カメラを構えてるアンタもいい笑顔よ! 今度は一緒にユリアたちの愚民を笑顔にさせちゃおうっ!」

 「はいですの!」

 ……こうして些細なトラブルはあったが、ユリアとにこるの合同LIVEは無事に幕を下ろしたのだった。


 合同LIVE後、にこるは重大な事実に気が付いた。

 (私がいくらユリアちゃんを盗撮しても納得ができなかった理由……それはユリアちゃんが私を見ていなかったからですの。しっかり私の目を見て、笑顔を向けてくれなければ意味がないんですわ)

 一方通行の想いでは意味がない。それでは悪質なカメコと同じになってしまうからだ。そのことに気が付いたにこるは、少しだけ大人になったのだった。

 「でも……あれだけでは足りません! もっとユリアちゃんの特別な表情が欲しいですわ!ユリアちゃんの笑顔はもちろん素敵ですけど、この間見せてくれた怒った顔も、涙目も素敵でしたわ……それも全部この手で撮影したいですわ……そのためにはユリアちゃんとはステディな関係にならないとですよね? うふふ!」


 にこるはカメラを構えると、今日も元気に百合色のユリカツをするために走り出したのだった。

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チュウニズム大戦

レーベル難易度スコア
スキル名/効果/備考
♥グミンADVANCED0 / 250 / 500
レーベルブレイク(●◆♠ミス)
次のプレイヤーの●、◆、♠の
COMBO/CHAINは、MISSとなる。
備考:●リレイ/◆ジェネ/♠アニマ

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■ 楽曲
┗ 全曲一覧(1 / 2) / 追加順 / 定数順 / Lv順
WORLD'S END
■ キャラクター
無印 / AIR / STAR / AMAZON / CRYSTAL / PARADISE
NEW / SUN
マップボーナス・限界突破
■ スキル
スキル比較
■ 称号・マップ
称号 / ネームプレート
マップ一覧
コメント (観音寺 にこる)
  • 総コメント数71
  • 最終投稿日時 2020/06/20 11:16
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