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CHUNITHM【チュウニズム】攻略wiki

葉和 とれび

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【キャラ一覧(無印 / AIR / STAR / AMAZON / CRYSTAL / PARADISE / NEW / SUN)】
スキル一覧(~PARADISE LOST)】【マップ一覧

※ここはCHUNITHM PARADISE LOST以前に実装されたキャラクターのページです。

  • このページに記載されているすべてのスキルの効果は、CHUNITHM PARADISE LOSTまでのものです(限界突破の証系を除き、NEW以降で入手・使用できません)。
  • 専用スキル装備時に名前とグラフィックが変化していたキャラクター(いわゆるトランスフォーム対応キャラ)は、RANK 15にすることで該当グラフィックを自由に選択可能となります。

通常トラブルメイ娘

Illustrator:空中幼彩


名前葉和 とれび(はわ とれび)
年齢15歳
職業アキバの伝説的アイドルメイド
特技お料理、人助け

『わるきゅーれ』で働くアキバのメイド。

葉和 とれび通常 / テンタクラースイーツ

彼女は『伝説』と称されているのだが……?


サントラ第8弾「GUMIN☠WORKS」において、鬼蝮 ユリア八咫烏 鋼太郎と共にジャケットを飾っている。

スキル

RANKスキル
1アタックブレイク
5
10溶岩シュークリーム
15
25限界突破の証
50真・限界突破の証
100絆・限界突破の証

  • アタックブレイク [MANIAC]
    ※スコアにマイナスの影響を与える可能性があります。
  • 数値上はゲージ6本まで可能なゲージ上昇率だが、ATTACKがMISS判定になる。相応の腕が無ければ、増加分とMISSが相殺してしまう。AJ難易度に影響はないので、AJ狙いのギプスとして使うことはあるかもしれない。
    なお、MANIACスキルがマップボーナスの時は補正が高く(+3)、MANIACの汎用スキルの中ではリスクが軽いため、マップボーナス目的で使われることがある。
  • 筐体内の入手方法(2021/8/5時点):
  • 筐体内では入手できない。
  • AIRバージョンで仕様変更はされていない。所有者は増加したので、GRADE UPでゲージ上昇率が増加するようになった。
プレイ環境と最大GRADEの関係
プレイ環境最大
開始時期ガチャ
PARADISE×
(2021/8/5~)
無し×
あり+1
PARADISE
(~2021/8/4)
無し
あり+8
CRYSTAL無し+1
あり+8
AMAZON無し+1
あり+8
STAR+以前
GRADE効果
▼以降はCARD MAKERで入手するキャラが必要
共通ATTACK判定がMISSになる
初期値ゲージ上昇UP (170%)
+1〃 (175%)
▼以降はCARD MAKERで入手するキャラが必要
(2021/8/5以降では未登場)
+2〃 (180%)
+3〃 (185%)
+4〃 (190%)
+5〃 (195%)
+6〃 (200%)
+7〃 (205%)
+8〃 (210%)
理論値:105000(6本+3000/24k)[+1]
理論値:126000(7本+0/26k)[+8]

所有キャラ【 グスタフ(1) / アミー / 葉和 とれび(1,5) / 伊賀崎ノ楠子(1,5)


  • 溶岩シュークリーム [HARD] ※専用スキル
  • 時間ダメージを持つ即死系スキル。ダメージは60回までで、60%分に相当する。コーチンズカップ・クラシックでゲージ7本が可能かもしれない程度で、それ以外はゲージ6本が限度。
    今後、48秒未満(23回以下)の譜面が増えれば7本可能な譜面が増えるが、まず追加されないと思われる。
  • 葉和 とれび/テンタクラースイーツは装備できない。
GRADE効果
初期値ゲーム開始時にボーナス +60000
一定回数時間ごとにダメージ
-600
(60回=-36000)
ゲージ0で強制終了
+1〃 +80000

参考理論値1:104000(6本+2000/24k)
[条件:時間ダメージ60回]
参考理論値2:125600~126200
(6本+23600/24k~7本+200/26k)
[条件:コーチンズカップ・クラシック]

#include(類似スキルinclude:まよいマイマイ,)

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ランクテーブル

12345
スキルEp.1Ep.2Ep.3スキル
678910
Ep.4Ep.5Ep.6Ep.7スキル
1112131415
Ep.8Ep.9Ep.10Ep.11スキル
1617181920
 
2122232425
スキル

#include(include:上位ランクテーブル仮置き,)

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STORY

EPISODE1 アキバのメイド天使「葉和 とれびで~す。趣味はお菓子作り。夢は素敵なお嫁さんになること。えへへ★」 

 アキバには『伝説』と称されるメイドがいる。

 彼女の名前は『葉和 とれび(はわ とれび)』。

 小動物を思わせる容姿は、男でなくても思わず抱きしめたくなる愛らしさだ。

 可愛いだけのメイドならアキバを探せばそれなりにいるだろう。だが彼女の最大の魅力はその『純粋な心』だ。

 とれびはやましい心、嫌らしい悪意とは無縁の純度100%の乙女なのである……そう、まさしく天上に住まう天使のような清らかな魂だ。


 この道の通人に言わせると、少し舌足らずな彼女に『ご主人様』と言われることで、俗世の穢れや疲労は一気に浄化され、細胞が活性化、病気平癒、若返りの効果が認められるという。

 以下、アキバのタウン誌でとれびが紹介されたときのコメントである。(尚、嘘偽りは一切ない)

 「えっとぉ……趣味は『お料理』です。特にお菓子作りが好きです。将来の夢は……『素敵なお嫁さん』かなぁ~? えへへ★」


 ……今時、本心からこんなセリフが言える女子が一体どれだけいるだろう? このことからも、とれびが如何にピュアピュアガールなのかが分かるはずだ。

 これから彼女が『伝説』と言われるようになった事件をいくつかご紹介しよう。

EPISODE2 とれびの平凡な日常「あたしは普段メイドさんをしています。でもユリアちゃんのアキバ帝国にも入ってるんだよ~」

 ……メイドとして働くとれびの日常は忙しい。

 なぜなら今日も彼女が働く『わるきゅーれ』には、とれびに癒されにきた『ご主人様』の帰宅ラッシュで、長蛇の列が形成されていたからだ。

 とれびがケチャップでオムライスにおぞましい模様(本人は猫のつもりらしい)を描いていると、1人の少女がとれびに声をかける。

 「相変わらず、繁盛してるみたいだねー。とれび」

 「あ! ユリアちゃ~ん!」

 少女の名前は『鬼蝮 ユリア(おにまむし ゆりあ)』。『アキバの女王(自称)』である。

 彼女は東京をアキバ化させて、愚民(オタク)たちの楽園を築くために日夜啓蒙活動を行っている、アイドル女王様なのだ。

 実はとれびも彼女が率いる『アキバ帝国』の一員である……が、とれび自身は、ユリアの崇高な使命はよく理解していない。『なんとなくユリアちゃんと一緒だと楽しいな★』くらいにしか感じていないのだ。

 だがちゃっかり『アキバ帝国が東京を征服した暁には、お菓子の国をもらう』と約束していたりもする。

 「今日はどうしたの? ユリアちゃん」

 「どうしたのって……次のアキバ帝国の活動を相談しに来たんだよ……もしかして忘れてた?」

 「メンゴ♪ メンゴ♪ ……お詫びにこれ、あげるね『とれび謹製★アキバナナプリン』! 愚民さんたちにプレゼントしてあげて」

 「お! 気が利くじゃない」

 ……メイド天使とアキバの女王、この2人のやり取りをご主人様たちは微笑ましく、鼻の下を伸ばしながら見つめていた。

EPISODE3 すぺしゃるご奉仕します「ご主人様のために新作スイーツをすぺしゃるご奉仕!ご主人様は美味しくて気絶しちゃったの!」

 ユリアが去った後、『わるきゅーれ』には学生服と眼鏡を身にまとったご主人様がやってきた。ご新規さんのようだ。

 彼は何故か精巧で大きな亀のアクセサリーを2つも付けていて、それに向かって独り言を言っている。

 「……アンタらがメイド喫茶に行きたいって言うから……仕方なく俺はですね……」

 (可哀想なご主人様……きっとお勉強で疲れてるんだね。なんか目の下の隈もすごいし……よーし!)

 「……お待たせしました~!」

 とれびが持ってきたカップケーキの色を見て、ご主人様は絶句した。

 「あ、あの……それは?」

 「はい! あたしの新作『とれびすぺしゃるハワイあーん★クリーム』ですぅ!ニンニク、蝮、すっぽんの生き血、カフェインパウダー入り。しかも彩りをよくするために絵の具がたっぷり入っているんですよぉ!」

 「そ、それは! 人類にはちょっと早すぎるスイーツじゃね!? バイオ兵器って言わね!?」

 「あははは! ご主人様ったら、遠慮しなくてもいいんですよぉ~。は~い♥ ハワイあーん♥」

 「もがっ!?」

 カップケーキを無理矢理口に突っ込まれたご主人様は、ケーキよりも青い顔をして、その場で泡を吹いて倒れた。

 「マジでありえないんですけど……悪霊よりやばいんですけど……」

 ご主人様の惨状を純粋なとれびは正しく把握することができなかった。

 「あれ~? ご主人様、気絶するほど美味しかったのかな~? やったぁ~★」

EPISODE4 レジ打ちやるぞぉ~!「レジ打ちも大事なお仕事だよね! きゃっ~!?何にもしてないのにレジが爆発しちゃったよ~!」

 亀のアクセサリーを付けたご主人様は、急に体調が悪くなったらしく、救急車で運ばれていった。

 「……ご主人様、やっぱり病気だったのかな?」

 とれびはご主人様が早く回復するように心から祈った。


 すると店の奥から飛んできた店長は、彼女に『料理禁止』を言いつけ、彼女にレジ打ちをするように言った。

 (……よくわかんないけど、レジ打ちも大事なお仕事だよね! 頑張るぞい!)

 ところが、肝心のレジはエラーが出ていて、どのキーを押してもウンともスンとも言わない……。どうやら、ちょっと調子が悪いようだ。


 「あれ~? おかしいなぁ~?」

 とれびの様子を見た先輩メイドが彼女に声をかける。

 「レジ壊れちゃったの? 待って今店長を呼ぶから」

 だが、そんな先輩を見てとれびは笑顔で返した。


 「あ! 大丈夫で~す! 善は急がなきゃダメダメ★ですよ~! とれび、ちゃんと機械の直し方知ってるんです~! 任せてくださ~い! ……壊れちゃった機械は~斜め45度で叩くといいんです~! え~い★」

 「ちょっ! 待って! とれびちゃん! それは!」


 とれびは先輩の制止を振り切り、友人の忘れ物である鉄釘バットのようなえげつないデザインのギターでレジを思い切りぶん殴った。

 途端にレジは火を噴いて大爆発!

 「きゃー!? どうしてぇ~!?」

EPISODE5 迷子もお任せだよ~!「迷子のお母さんを探そうとしたけどユリアちゃんとお喋りしてたらすっかり忘れちゃってた!」

 レジが大爆発した後、店内は大パニックになり、とれびは店長や同僚のメイドたちから

『買い物に行ってきて!』と追い出されてしまった。

 (……まあ、いっか。今日は買い出しの日だったし。ついでに燃えちゃった備品の補充もしよーっと!)

 そんなことを考えながらアキバの街を歩いていると

 「えーん! えーん! お母さぁーん……」

 「あれ? 僕、迷子かな?」

 「うん……お母さんとはぐれちゃったの」

 「よーし! じゃあお姉ちゃんが一緒にお母さんを探してあげるね★」

 「本当! ありがとう! お姉ちゃん!」

 2人は真空管アンプを買いに来たという少年の母親を探して、しばしアキバの街を彷徨った。

 すると……前方から見慣れた少女が走ってくる。

 「ちょっと! とれび! 何あのプリンは!?」

 「『とれび謹製★アキバナナプリン』のこと~?」

 「そうそれ! あれは『謹製』っていうか『禁制』でしょ!? 法律で禁ずるべきでしょ!? 食べた愚民が発狂したんだから!」

 「え~? そうなの~? 美味しくてかな?」

 「違う! あれはもっと恐ろしいものを口にしたっていう恐怖で……はあ……もういいわ。次のアキバ帝国のLIVEについて相談したいことがあるから、このままカフェに行くよ」

 「オッケー★」

 ……そのままとれびはユリアと共に楽しい一時を過ごした。迷子の少年の手をしっかりと繋いで。

 結局、とれびが迷子の少年の存在を思い出したのは、夕日が沈む頃だった。

EPISODE6 恋の相談も任せて~!「ご主人様から恋の相談! 強い男になるため熊さんと勝負だ~! ……あれ? 入院しちゃったの?」

 ある日、とれびは常連のご主人様から秘密を打ち明けられた。なんと彼は、とれびの先輩メイドに恋をしてしまったのだ。だが、どうアプローチしていいのか分からず、悩んでいるという。

 「……そういうことならとれびが2人の恋のキューピッドになっちゃいます~!」

 非常に薄い胸を力強く叩くとれびの姿を見て、ご主人様は感激し、彼女の教えに従うと誓った。

 「……いいですか~? 男の人には『清潔感』『包容力』『強さ』が必要です~。まずは『清潔感』があるファッションにしましょう!」

 そう言うと、とれびはどこからともなく取り出したバリカンで容赦なくご主人様の髪を丸坊主にした。

 「丸坊主!? これ本当に女子にウケるの!?」

 「もちろんです! でも……ご主人様はちょっと細すぎます~本物のお坊さんに見えちゃうかも~……でも大丈夫! とれびにお任せ!『包容力』がある男の人を目指すためにも……この『7つの食罪ふるこーす』を召し上がれ~!」

 「ぐおおおッ!? は、激しい、胃もたれが……!」

 恋に生きると誓ったご主人様は、健気にもカロリーの暴君ともいえるメニューを全部平らげた。

 だがとれびのすぺしゃるメニューは終わらなかった。


 「……最後に『強さ』を得るために熊さんと決闘してきてくださ~い!」

 哀れ、ご主人様は八王子の山奥で熊と相撲を取ることとなり、当然の結果だが入院してしまった。

 とれびはそんなご主人様を見てこう漏らしたという。

 「う~ん。恋の道って厳しいんだなぁ~!」

EPISODE7 ユリアちゃんのLIVE「もうすぐユリアちゃんのソロLIVE! お友達の鋼太郎ちゃんと一緒に差し入れを考えよう!」

 ある日、とれびのお店に友達の『八咫烏 鋼太郎(やたがらす こうたろう)』が遊びに来た。

 「あ! 鋼ちゃん! いらっしゃ~い!」

 「ごきげん☆みゃぁああ”あ”ぁ”ぁああ~っ!は、はひっ、はろおぉっ☆ わぁるどおおぉっぉ~っ♥」

 ……この鋼太郎、見かけはとても華奢で愛らしいのだが、もはや布と言っていいレベルでの過激な露出……挙動不審な態度……とにかく突っ込みどころが多いアイドルだった。

 何よりの特徴がこちらのSAN値がガンガン減っていくような言語だろう。鋼太郎と話を合わせるのは常人では不可能なのだが……。


 「うん。おはよう~! 今日もいい天気だねえ~」

 ……恐ろしいことに、とれびは鋼太郎と普通に会話が成立するという数少ない人間の1人だった。

 「それで鋼ちゃん、今日はどうしたの~?」

 「ごめんなさいっ! ごめんなさいっギターレスでっ! ギター忘れちゃってごめんなしゃいいぃ!!」

 「この間お店に忘れたギターを取りに来たんだね~」

 ちなみにこのギター、とれびがレジをぶっ壊した例のギターで、名を『グラムニル』という。


 「んふぉおぉぉおおぉっ♥ 女王LIVEイグっ♥アキバ調教されてLIVEマジイキしちゃぅうぅっ♥」

 「あ! そうか! ユリアちゃんのソロLIVEが近いんだね! 応援に行かなきゃ!」

 ……傍から見ていると、とれびと鋼太郎の会話は狂気でしかないが、昔の人はこんなときのために偉大な言葉を残した。

 ……『可愛いは正義』。

EPISODE8 ユリアちゃんのために「そうだ……初めてユリアちゃんに出会った時の熱い想いを込めたケーキを作ろうっと★」

 アキバの女王、ユリアの単独LIVE。

 友人として、またアキバ帝国の一員として、とれびと鋼太郎は何か応援できないかと考えていた。


 「……鋼ちゃんはギターが弾けるし、歌も上手だもんね。でもあたし、楽器は演奏できないしなぁ……」

 「はぁん♥ とれびちゃん♥お国がわからなくなっちゃうぐらいがんばろっ♥」

 「……そうだね。あたしにできることを一生懸命頑張ればいいよね! ……そうだなぁ。差し入れを作って持っていこうかな★」

 記念すべきユリアの単独ライブだ。何か特別なものを作ってあげたい。だが、そう考えると中々いいメニューが思い浮かばないのだった。


 「ユリアちゃんのイメージカラーの『漆黒』を墨と石炭を混ぜて表現した『破壊神ケーキ』、LIVEの熱気を世界で1番辛い唐辛子、キャロライナ・リーパーを使って表現する『むすぺるへいむクッキー』……うーんどれもありきたりだなあ……鋼ちゃん、何かいいアイデアない~?」

 「こくまろミルクぱるふぇっ!!!」

 「ぱるふぇか~。やっぱり甘い物がいいかな?」

 悩んだとれびは初めてユリアと出会った時のことを思い出した。

 (……東京をアキバ化するって燃えてたユリアちゃん……その熱い気持ちにあたしは惹かれたんだよね)

 「……そうだ! あの時感じた熱い想いをスイーツで表現しよう!」

 ……こうしてリーサル・ウェポンの開発が始まった。

EPISODE9 たそがれケーキ「思い出の夕焼け色をしたケーキが出来上がったの。ユリアちゃん、喜んでくれるかな~?」

 とれびがユリアのために特別メニューを開発すると誓ってから数日が経過し……ついにその時が来た。

 「……できたー! うふふふ。これならきっとユリアちゃんも大満足! さ、鋼ちゃん、試食してみて~!」

 とれびは満面の笑みで鋼太郎に試食を進めるが、地獄の闇を塗りこめたような黒い生地、オレンジ色に発光するそれは、どう見ても人が食べていいものではない。

 「ぽ、ぽうっ……!!」

 流石の鋼太郎も、やや引いているように思えるが……そこは美しい友情パワーなのか? はたまた鋼太郎が生粋のドMだからなのか? 鋼太郎がついに禁断の一口を決意したその時……。

 「あ、ただケーキを食べてもらうのもつまんないし、ゲームにしよう! 目隠ししてケーキを食べて味を当てると素敵なプレゼントしちゃう!」

 無邪気な天使は時に悪魔のような所業に走る。

 「きっきついっ目隠しきついですうっんっんはっん はあっんっ……ほおおっすっ……すごおぉっ!!」

 だが、目隠しされた当の鋼太郎は大喜びだった……やはりただのドMだったようだ。とれびはテンションMAXの鋼太郎の口に、溶岩に似たケーキを突っ込む。

 「んぉほぉぉォォ!? らめぇ、らめぇぇえぇ らめにゃのぉぉお゛」

 ……鋼太郎は口から火を噴いて、そのまま昇天してしまった。そんな鋼太郎の様子を見てとれびは確かな手応えを感じる。


 「この綺麗なオレンジ色の光……ユリアちゃんと初めて会った時の夕日を思い出すな……そうだ!名前は『たそがれケーキ』にしよう!」

EPISODE10 トラブル発生!「はわわ~! ここどこ? オオトリイ? 知らないよ~! これじゃLIVEに間に合わない~!」

 ついに来てしまったユリア単独LIVEの決行日、とれびは『たそがれケーキ』を詰めた大きなバスケットを抱えて、京急線のホームを走っていた。

 今日のユリアの侵略ステージには蒲田の産業プラザ『BIO』が選ばれたのだが……。

 徹夜で『たそがれケーキ』を制作していたとれびは、うっかり電車を寝過ごして大鳥居についてしまったのだ。

 「ここどこ!? オオトリイ!? そんな所知らないよ~! え~ん! どうしよぉ~!」

 このままではLIVEに間に合わない! だがとれびは諦めなかった。

 (あたしのユリアちゃんへの熱い想い……こんなトラブルで消えたりはしないんだから!)

 その後もとれびは様々なトラブルを引き起こしたのだが、なんとかLIVE会場にたどり着いたのだった。


 とれびは、ユリアの登場を待っていた愚民のみなさんに、とっておきのスマイルと差し入れを振る舞う。

 「みんな~! とれびの『たそがれケーキ』だよ~!召し上がれ♥」

 ユリアのファンの愚民たちは、とれびの登場、そして差し入れに涙を流しながら喜んだ。

 (良かった! 愚民さんたち、とっても嬉しそう!)

 愚民たちの様子を見たとれびは、満足して会場を出た。

 そのすぐ後……いざ、ユリアがステージに登場して見た光景は……まさに地獄だった。

 「キャーーッ!? な、何!? なんでみんな倒れてるの―ーッ!?」

 ……観客席の愚民たちはピクリとも動かず全員死に絶えてい(るように見え)たのだ。

EPISODE11 とれび-そして伝説へ-「ええ~? とれびの差し入れを食べた全愚民さんが入院!? これはきっとシブヤ民のいんぼーだ!」

 ……結局、愚民たちは全員食中毒で運ばれた。

 その名の通り、すべての生き物を死に至らしめ、焼き尽くす『神々の黄昏(ラグナロク)』を彷彿させる、とれびの『たそがれケーキ』は、全てのアキバ民に恐れられ、これより後に『獄炎のダインスレイヴ』と呼ばれるようになり、アキバの伝説へと昇華したのだった。


 だが、そんな事情を一切知らないユリアは、LIVEの中止に落ち込み泣き崩れる。

 「うっ……うっ……なんで、こんなことになっちゃったのよぉ……」

 「ユリアちゃん……」

 自分が騒動の原因を作ったなどと、夢にも思わないとれびは、傷ついた友達の肩を優しく抱きながら、何とか彼女を慰めようと考えていた。

 「……はっ! そうだ! ユリアちゃん! これはきっとアキバ帝国を恐れたシブヤ民の妨害工作だよ!」

 「えっ!? シブヤ民!?」

 「だって愚民のみなさんを一斉にノックダウンさせちゃうなんて……こんなの1人の力じゃ無理だもん!」

 「そ、それもそうだね!」

 怒りに燃えたユリアは小さな拳を震わせた。

 「お、おのれぇー! シブヤ民! 見てなさい!この東京はアンタたちがいくら抵抗しても、すぐにアキバの女王! ユリアのものになるんだから!」

 (良かった。ユリアちゃん、元気が出たみたい。あたしはこれからもユリアちゃんを支えていこうっと!)


 ……こうして1つの伝説の終焉は、新たな悲劇の幕開けを予感させるのだった。

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チュウニズム大戦

レーベル難易度スコア
スキル名/効果/備考
♥グミンADVANCED0 / 220 / 440
ユニオンブレイク(前回レーベルミス)
次のプレイヤーは、前回と同レーベルの
COMBO/CHAINMISSとなる。

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#include(共通項目,)


脚注
  • *1 11/21~11/24間に一旦中断あり
コメント (葉和 とれび)
  • 総コメント数41
  • 最終投稿日時 2021/01/01 12:56
    • チュウニズムな名無し
    41
    2021/01/01 12:56 ID:r3a3ea26

    さりげなく北斗が病院送りにされてたのか・・・とれびちゃん恐ろしい子。

    • チュウニズムな名無し
    40
    2020/01/14 23:38 ID:ln584e46

    とれびちゃん尊い。可愛いよ。

    • チュウニズムな名無し
    39
    2019/07/15 03:01 ID:dkp5qer8

    >>36

    コーチンズカップ・クラシック

    • チュウニズムな名無し
    38
    2018/09/21 01:53 ID:bm2do41b

    Ep:3

    何故BOKUTOがwww

    • チュウニズムな名無し
    37
    2018/06/10 09:09 ID:du9qtcoj

    >>36

    よくでる15300はエイプリルフールネタだからなぁ

    五分アニメの曲とかじゃないと48秒はキツいだろ

    • チュウニズムな名無し
    36
    2018/02/01 23:13 ID:t9ifhsb2

    太鼓の達人に20秒くらいの曲(?)がエイプリルフールにあったし48秒切る曲もそのうち出るんじゃないかな(適当)

    • チュウニズムな名無し
    35
    2017/05/31 01:23 ID:qu5n4nhm

    >>34

    とれびちゃんがきっかけで気づかぬ内にその属性に目覚めた可能性

    • チュウニズムな名無し
    34
    2017/05/30 22:38 ID:napgwnny

    俺ドロワーズの属性はないのに、なぜかとれびちゃんのドロワーズはなんかこう…くるものがある

    なぜだろう

    • チュウニズムな名無し
    33
    2017/05/07 00:37 ID:jg3xmh9m

    >>32

    それにしか見えなくなったyooo...(ヽ´ω`)

    • チュウニズムな名無し
    32
    2017/05/03 21:45 ID:tllh5299

    >>26

    ごめん、イラスト見ると大便にしか見えない…

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