少年A

(19)  
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Illustrator:ピノキオピー

名前少年A
年齢10~12歳
補足ウソラセラ(妖怪)に憑りつかれた経験アリ


「少年A」は仮名で本名不詳。元は嘘つきな狼少年だったようだが……?
スキル
RANKスキル
1ラストスパイク
5
10
15
25限界突破の証

  • ラストスパイク [NORMAL]
    • ファーストスパイクのブーストタイミングが終盤になったスキル。ゲージの上昇が後半に寄るのでダメージの影響をやや受けづらい。
      そのためかファーストよりもやや重いペナルティを課せられている。(というか前述のメリットが帳消しになるレベルな気もする)
      どちらのスキルにせよあまり使い勝手は良く無いが…。
  • ORIGIN Fablesマップ31(AIR時点で累計765マス)完走とAIR ep.IIIマップ3(累計315マス)クリアで所有者は揃う。
GRADE効果
初期値2/3経過後からゲージ上昇UP (240%)
MISS時のダメージが増える (150%)
+1〃 (250%)
+2〃 (260%)
+3〃 (270%)
+4〃 (280%)
+5〃 (290%?)
+6〃 (300%?)
+7〃 (310%?)
理論値:不定(譜面依存)
所有キャラ【幸野 うさぎ / 少年A
PLUSまでの旧仕様
AIRバージョンから、ゲージ上昇開始地点が2/3に変更されて上昇率が調整された。さらにデメリットが大幅に軽減された。ゲージ上昇率と開始時間が変化した影響は、曲のノーツ分布に依存する。
初期値3/4経過後からゲージ上昇UP(280%)
MISS時のダメージが増える(500%)
GRADE UP3/4経過後ゲージ上昇UP 5%増加(最大295%)

STORY
EPISODE1 元ウソつき狼少年A「僕の名前は仮に『少年A』としておこう。これはウソつきだった僕とあるお化けのお話だ」
 僕の名前は……仮に「少年A」とさせてもらおう。
 これはウソつきのオオカミ少年だった僕が、ウソをつくのを止めるキッカケになった話だ。

 僕は何不自由ない温かい家庭で育った。料理が上手で優しいママは僕のことを深く愛してくれていた。

 僕はクラスでイマイチ目立った存在じゃないけれど、友達は多かったし、みんな仲良くやっていた。

 そう……何も不自由はないんだ。
 強いて言えば、気になるあの子ともっと仲良くなりたいってことぐらい……それぐらいしか悩みもない。

 「……なんだか物足りないなぁ。何か面白いことはないかなぁ」
 それがこの時の僕の口癖だった。
 僕はとにかく刺激に飢えていたんだ。
EPISODE2 ウソつきの始まり「僕は凄く平凡で……でもあるとき軽いウソをついたら大ウケ! それですっかりウソにハマったんだ」
 刺激を求めていた僕はある日、一つのウソをついた。

 その時、ちょうどクラスの女の子の間では占いが流行っていたんだ。僕の気になるあの子も、テレビやネットの占いをチェックするのが好きなようだった。
 (これって……もしかしてチャンスかも?)

 僕は何気ない調子でこう言った。
 「……僕、今まで黙っていたけれど、実は霊能力があって、占いができるんだよね」

 僕の言葉にクラスのみんなは驚いた。
 「えっ!? A君、そんな力があるの!?」
 「……怪しいなぁ。ちょっと証明して見せてよ」
 「い、いいよ。えーっと……B子ちゃん、きっと今日はこれから良いことがあるよ」
 「えっ? 私?」
 僕は、自分が気になっていた子……B子ちゃんの気を引きたくて、テキトーにこう言ったんだ。

 (当たっても当たらくても、『良いことがある』って言われて悪い気にはならないだろう)

 その場はこれでお開きになった。でも、次の日……。

 「……すごいよA君! 占いが当たったよ!」
 どうもB子ちゃんには本当に良いことが起こったらしい。

 その日から、クラスで目立つ存在じゃなかったはずの僕は一躍人気者になったんだ。
EPISODE3 ウソつきのエスカレート「僕はどんどんウソを重ねていった。バレてもバレなくても関係ない。僕はクラスの人気者になったんだ」
 一度クラスの人気者になった僕は、ウソをどんどんエスカレートさせていった。

 「僕の従妹は芸能人なんだ。あのアイドルとも共演したことがあるんだよ」
 「僕、この間裏山でUFOを見たんだよ」

 ……僕のウソはその時によって信じられたり、信じられなかったりと様々だった。

 でも、例えウソがバレても関係ない。みんな僕のウソの話を楽しんでいたんだ。

 「あははは! A君って面白いよね!」
 ……クラスのみんなはそう言ってくれた。僕の憧れのB子ちゃんも、以前よりもずっとおしゃべりをしてくれるようになっていた。

 今では僕はすっかりクラスの中心になっていた。

 前はお世辞でも僕はモテるタイプではなかったけれど、今では自分が女の子の作った「クラスでカッコイイと思う男の子ランキング」でかなり上位になっているということも知っていた。

 僕は完全にいい気になっていたんだ。
EPISODE4 優越感と少しの罪悪感「ママはいつも『ウソをついてはいけません』って言っていたけど、皆も楽しそうだし別にいいよね?」
 その日も上機嫌で、僕は家のリビングでゲームをしていた。するとママがキッチンから顔を出して僕に尋ねた。

 「A? 宿題は終わったの? ゲームは宿題が終わってからの約束でしょう?」
 「えーっと……」
 僕が何か言い訳のウソをつこうかと考えていると、ママは僕にこう言った。
 「……A、宿題をしていないのなら、していないって正直に言いなさい。ウソをつくのはいけないわ」

 ……ママは本当に優しくて、とても善良な人だ。僕がウソをついたとしても、怒ったりなんかしないだろう。でもその代わり、とても悲しそうな顔をするんだ。
 僕は大好きなママの悲しい顔は見たくなかった。

 ……本当は学校でウソをつく時も、普段からママが言っていた「人にウソをついてはいけませんよ」という言葉がどこか頭の片隅で引っ掛かってはいたんだ。
 でも……。

 (みんな、僕のウソを楽しんでくれている。僕だってクラスで目立てて嬉しい……誰も悲しんでいる人はいない。だったらそれでいいじゃないか!そう、これはエンターテインメントだよね!)

 ……僕はそうやってウソをつく自分を正当化していたんだ。
EPISODE5 ウソラセラとの出会い「ある日僕は『ウソラセラ』というお化けに憑りつかれた。最初は軽く考えていたんだけど……」
 ……学校でウソをつくのが日常になっていたある日の放課後、僕の目の前にものすごくヘンテコなヤツが現れたんだ。

 「見たぞー。聞いたぞー。お前、ウソをつくのが好きなんだろうー?」
 「だ、誰だ!? お前!」
 「ワタシは『ウソラセラ』。お化けだぞー」
 「お、お化けだって!?」

 ウソラセラと名乗ったお化けは、出来の悪いオモチャの人形みたいな外見をしていた。
 男なんだか、女なんだかはっきりしない髪型。どこを見ているんだか分からない眼差し……。
 何より特徴的なのは、長く伸びた舌の先が割れているということだった。

 「お、お化けが一体僕になんのようだよ!」
 「キャハハ! お前ウソをつくのが好きなんだろー?だったら一生ウソしかつけないようにしてやるよー!」
 「えっ!?」

 ウソラセラは僕の返事を聞く前に、一瞬で僕の背後にへばりついた。
 「さあー! これからお前とワタシは一心同体だー!仲良くやっていこうぜー! 相棒! キャハハ!」

 ……こうして僕はウソラセラに憑りつかれたんだ。
EPISODE6 ウソラセラとの生活「実際に最初はウソラセラと一緒でも問題なかった。ウソをつく生活は、僕には当たり前だったから」
 ウソラセラに憑りつかれた僕は、本当にウソしかしゃべれなくなってしまった。

 例えば「はい」と言おうとすれば「いいえ」になるし「おはよう」と言おうとすれば「おやすみなさい」になってしまうといった感じだ。

 ……会話のコツを掴むまで、ちょっと苦労はしたし、途中でママを驚かせてしまうようなこともあったけれど、慣れてしまえば簡単だったし、生活は順調だった。

 だってその頃、僕にとってウソをつくのは当たり前のことだったから。
 自分でウソを考える手間が省けたというのはむしろ喜ばしいことだった。

 前よりも自然なウソをつけるようになったことで、僕は学校でますます人気者になることができた。
 そんなある日のこと……。

 「……A君。B子ちゃんA君に気があるらしいよ?」
 「えっ……!?」
 「本当だって! この前、本人が言ってるのを聞いたんだから」
 「B子ちゃんが僕のことを……?」

 僕はまさに有頂天だった。そして……。
 (よし! 明日こそB子ちゃんに告白しよう!)
 ……僕はそう決意したんだ。
EPISODE7 ウソつき地獄の毎日「ウソラセラは暴走して僕は心に思っていないことしか喋れなくなった。それは地獄みたいな毎日だった」
 授業の休み時間、僕はB子ちゃんの席に向かった。
 (みんなの前で告白して、男らしいところを見せてやるんだ!)
 「B子ちゃん! ……僕、ずっと前から……!」
 僕はもちろんこの時B子ちゃんに「君のことが好きでした」と伝えようと思っていた。
 でも実際に口から出たのは……。

 「……ずっと前からお前のことが大嫌いだった!」
 「え……?」
 (な、なにを言っているんだ僕は!?)
 そうは思っても、僕の口はちっとも僕の言う通りに動いてくれない。
 「……前からお前のことがブサイクだと思っていたし、性格が悪いって思ってた。本当に大嫌いだ!」
 (なんでだよ! こんなこと、言いたくないのに!)

 そんな僕にウソラセラがけたたましい笑いで答える。
 「お前は、どれだけ言葉に気を付けても、心と反対のこと……ウソしかつけないんだよー! キャハハー!」
 (そ、そんな……!)

 僕はB子ちゃんにせめて酷いことを言ってしまったことを謝りたかったんだけど、口から出てくるのは相手を傷つける言葉ばかりだった。

 「……酷い! A君ってサイテー!」
 僕はその日から、B子ちゃんだけでなくクラスのみんなから軽蔑されて、仲間外れにされるようになってしまったんだ。
EPISODE8 ウソラセラの過去「ウソラセラを祓えない僕は、ある日泣き疲れて夢を見た。そこである少年の悲しい過去を知ったんだ」
 本当の意味でウソしかつけなくなって、学校の皆に軽蔑されて……ようやく僕はウソをつくことの恐ろしさを理解することができた。

 僕はウソラセラに「出ていって欲しい」と頼もうと思った。でも僕の口から出てきたのは……。
 「ウソラセラこれからもずっと僕と一緒にいてね!」
 そんな心と裏腹のウソの言葉だった。ウソラセラは僕の本心に気が付いているだろうに、わざと陽気に振る舞って僕を嘲笑う。
 「嬉しいこと言ってくれるなー! いいぞー!一生お前に憑りついてやるぞー! キャハハ!」
 (そ、そんな……一生ウソラセラに憑りつかれたら……僕はもう、おしまいだ!)

 僕は絶望して泣きに泣いた。そしていい加減泣き疲れて、そのまま眠りについてしまったんだ。
 そこで僕は不思議な夢を見た。

 夢の中で僕は見たこともない少年を見ていた。
少年はなにやら無実の罪を押し付けれていて、皆から責められていた。そして母親らしき女性に一生懸命自分の無実を説明していた……でも、女性は少年を信じてくれないどころか、皆と一緒に少年を責めていた。

 その時、どこかでウソラセラの声が聞こえてきた。
 「そうさ……結局、人は真実を言ったって信じてくれないんだ……だったら、ウソをついても一緒だろう?」
 その声には、いつものように人を馬鹿にしたような明るさはなく、どこか憂いが秘められているようだった。
EPISODE9 ウソに追い込まれる毎日「当たり前だけど、ウソしかつけない僕のことを先生も友達も信じてはくれない……僕は不登校になった」
 ウソラセラに完全に支配された後の僕の生活は地獄のようなものだった。

 僕の言葉は全てウソ……それも心で思ってもいないことしか言えない酷いウソ。
 そんな人間、誰が受け入れてくれるっていうんだ?

 実際、クラスの友達は先日のB子ちゃんの一件から僕を露骨に避けるようになったし、ウソしか言わない僕のことを担任の先生も、気味悪がっていた。

 すっかり厄介者になった僕に対して、それでもママは優しかった。
 「A……最近どうしたの? 何か悩みがあるのなら、相談してちょうだい? ママも一緒に考えるから」
 僕はママに悩みを全部打ち明けたかった。「心配してくれてありがとう」って言いたかった。でも……。

 「ウルセ―! ほっとけよ! ババア!いい迷惑なんだよ!」
 ……出てくるのはそんな口汚い言葉ばかりだった。
 ママは、とても悲しそうな顔をすると僕にこう言った。
 「……悩みを相談したくなったらいつでも言ってね」
 (ごめん、ママ。相談したくても出てくるのは、またどうせウソの言葉なんだ……)

 いつしか僕は、人と話すことをしなくなり、学校にも行かなくなった。部屋で引き籠るようになってしまったんだ。
EPISODE10 ウソが真実になる恐怖「僕は気分転換に出かけたお店で万引き犯に疑われた。 でも僕には本当のことが喋れない!」
 誰とも口を利かなくなり、部屋から出てこようともしない僕のことを、ママは本当に心配してくれた。
 「……そうだA。これからママとお買い物に行きましょう?」
 ママは僕に気分転換をするように誘ってくれた。
 不安な気持ちはあったがママが一緒だし、何もしゃべらなければ大丈夫かと思って、僕は久しぶりに外出することにしたんだ。

 久しぶりの外の空気は美味しかった。
 ママは僕を駅前のショッピングモールに連れていくと、お小遣いを渡してくれた。
 「これでなんでも好きな物を買っていらっしゃい」
 このショッピングモールには、色んなお店が入っている。僕は久々に明るい気分になって、ゲーム屋さんに入った。大好きなゲームの新作が発売されていたからだ。

 (さあ……あのゲームはどこに置いてあるのかな?)
 そう思って、お店の中をウロウロしていると、突然お店のおじさんに手を捕まれた。
 「……この万引き犯め! 前からうちの店を荒らしていたのは、お前だな!? 目撃情報にそっくりだ!」
 (なっ……? そんなの僕は知らないよ!)

 僕は慌てて否定しようとしたが、そのときハッと気が付いた。
 (しまった! 僕は本当のことがしゃべれない!)
EPISODE11 サヨナラ・ウソラセラ「ママは僕を信じてくれた。その瞬間ウソラセラは消えた。それから僕はウソをつかないと決めたんだ」
 お店の騒ぎを聞きつけたママが僕に駆け寄ってくる。
 「あんたの息子がうちの商品を盗んだんだ」
 「そんな……うちの子はそんなことはしません!」
 「だが、あんたの息子は罪を否定しないんだぞ?」
 (もしママが僕を信じてくれなかったら?……いつか夢で見た、男の子のお母さんみたいに)
 でも僕のママはお店のおじさんを真正面から見つめてこう言った。
 「うちの子は万引きなんてしません。疑うのなら、気の済むまで調べてください」
 おじさんは僕の身体を隅々まで調べた。
当然、盗まれたという商品は出てこない。
 「……これは本当に申し訳ありませんでした」
 おじさんは僕とママに丁寧に詫びた。

 「ママ……どうして僕を信じてくれたの?」
 「馬鹿ね。子供を信じない母親はいないわ」
 その瞬間、僕の瞳から涙がこぼれ落ちる。
 「……ママ! 大好き!」
 僕は、思わずそう口にしていた。
 (あれ!? 素直に自分の言葉をしゃべれる!?)
 背中を見ると、ピッタリくっついていたはずのウソラセラが剥がれていた。
 「ちぇー。せっかく一生ウソつき生活を送らせてやろうと思っていたのになー。まあいいや、またウソをつきたくなったら、ワタシを呼べ―! キャハハ!」
 「……もう、ウソなんてつかないよ。バイバイ、ウソラセラ」
 こうして僕はウソラセラから解放されて、オオカミ少年を卒業した。もちろん今は、正直者として生きている。


■ 楽曲
全曲一覧 / 追加順 / Lv順
WORLD’S END
■ キャラクター
無印 / AIR
マップボーナス・限界突破
■ スキル
スキル一覧 / 期間限定スキル / スキル評価
■ 称号・マップ
称号 / ネームプレート
マップ一覧

コメント(19)
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コメント

  • チュウニズムな名無し No.99439670 2017/01/29 (日) 23:44 通報
    世にも奇妙な物語の感動系でありそう
    2
  • チュウニズムな名無し No.99365378 2017/01/23 (月) 09:56 通報
    専用スキルでウソラセラが離れるグラもなく、実際は捕まっていないはずなのに少年が着ているのは囚人服だったりと、実はストーリーも嘘で少年Aも捕まったんじゃないかと思わされるなこれ
    20
  • チュウニズムな名無し No.99317178 2017/01/19 (木) 19:27 通報
    ドラえもんのUSO800の話思い出すな
    このストーリーめちゃくちゃ好き
    ウソラセラの歌詞の最後とかもせつなくて凄く好き
    2
  • チュウニズムな名無し No.99254470 2017/01/14 (土) 06:46 通報
    どうちてちゃんはないです
    0
  • チュウニズムな名無し No.98984568 2016/12/19 (月) 12:50 通報
    数少ないショタキャラだな
    1
  • チュウニズムな名無し No.98982522 2016/12/19 (月) 01:51 通報
    コメント欄が予想通りで安心した
    これは移植待ったなし
    0
  • チュウニズムな名無し No.98973556 2016/12/18 (日) 07:26 通報
    途中でギアチェン休憩を挟んでBPM二倍にしてきそう
    返信数 (1)
    5
    • × チュウニズムな名無し No.98996152 2016/12/20 (火) 16:14 通報
      だからスキルがラストスパイクなんじゃない?
      0
  • チュウニズムな名無し No.98968224 2016/12/17 (土) 17:02 通報
    弐寺から移植されたかと思ってつい来てしまった……
    4
  • チュウニズムな名無し No.98957562 2016/12/16 (金) 16:38 通報
    あれだろ
    ラストスパイクで譜面が速くなるんだろ。
    1
  • チュウニズムな名無し No.98951046 2016/12/15 (木) 21:22 通報
    少女Aのパロディか何か?
    1
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