セリドウェン・マグメール

(7)  
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通常聖音の巫女
Illustrator:湯煎くるたに

名前セリドウェン・マグメール
年齢15歳
職業神に仕える巫女
  • 2017年6月22日追加
  • AIR ep.VIマップ1(STAR時点で105マス)課題曲「」クリアで入手。
  • 専用スキル「伝説の角笛」を装備することで「聖音の巫女マグメール」へと名前とグラフィックが変化する。

大地と共に生きる遊牧民族「マムナギ族」の少女。
不思議な力に目覚めた彼女は、夢のお告げに聞く災厄を阻止するべく、一人旅に出る。
スキル
RANKスキル
1チェインエクステンド
5
10伝説の角笛
15
25限界突破の証

  • チェインエクステンド [MATCHING]
    • 400チェインごとにボーナスが一定回数入る、マッチングプレイ用スキル。
      400チェインなので一人あたりは(400/人数)コンボ繋げばいい。マッチングという最大の壁を超える分効果は割と大きい。MAXならゲージ7本まで可能。
    • ORIGIN Fablesマップ40(AIR時点で累計1140マス、AIR PLUS時点で推定1010マス)までの完走とAIR ep.VIマップ1(STAR時点で105マス)のクリアで所有者は全員揃う。育成にはかなりの手間を要する。
GRADE効果
初期値一定回数400チェインを達成するごとに
ボーナス +7000
(7回=49000)
+1〃 +7500(7回=52500)
+2〃 +8000(7回=56000)
+3〃 +8500(7回=59500)
+4〃 +9000(7回=63000)
+5〃 +9500(7回=66500)
+6〃 +10000(7回=70000)
+7〃 +10500(7回=73500)
+8〃 +11000(7回=77000)
+9〃 +11500(7回=80500)
+10〃 +12000(7回=84000)
+11〃 +12500(7回=87500)
+12〃 +13000?(7回?=91000?)
+13〃 +13500?(7回?=94500?)
推定理論値:154500(8本+2500/28k)
所有キャラ【バーニッシュ / 棚町ケンゴ(1,5) / 東雲彰(1,5) / 織原ひめみ(1,5) / カラドリウス(1,5) / マグメール(1,5)】
GRADE・ゲージ本数ごとの必要チェイン数(発動回数)
  • 灰色の部分は到達不能。
  • 9本以上はGRADEを問わず到達不能。
GRADE5本6本7本8本
初期値1200
(3回)
2400
(6回)
4000
(10回)
5600
(14回)
+11200
(3回)
2400
(6回)
3600
(9回)
5200
(13回)
+21200
(3回)
2400
(6回)
3600
(9回)
4800
(12回)
+31200
(3回)
2000
(5回)
3200
(8回)
4400
(11回)
+41200
(3回)
2000
(5回)
3200
(8回)
4400
(11回)
+51200
(3回)
2000
(5回)
2800
(7回)
4000
(10回)
+6800
(2回)
2000
(5回)
2800
(7回)
4000
(10回)
+7800
(2回)
1600
(4回)
2800
(7回)
3600
(9回)
+8800
(2回)
1600
(4回)
2400
(6回)
3600
(9回)
+9800
(2回)
1600
(4回)
2400
(6回)
3200
(8回)
+10800
(2回)
1600
(4回)
2400
(6回)
3200
(8回)
+11800
(2回)
1600
(4回)
2400
(6回)
3200
(8回)
+12800
(2回)
1600
(4回)
2400
(6回)
3200
(8回)
+13800
(2回)
1600
(4回)
2000
(5回)
2800
(7回)
PLUSまでの旧仕様
AIRバージョンから、有効回数が増加した。所有者も増加した。
初期値一定回数400チェインを達成するごとにボーナス +7000(5回)
GRADE UPチェインボーナス +500増加(最大+12500)

  • 伝説の角笛 [GUARD] ※専用スキル
    • 譜面の難所がどこにあるかで運用が変わりそうなスキル。効果を見る限りでは、前半が難しい場合に役立ちそうだが、譜面は基本的に後半の方が密度が高いので、後半以降でMISSが多発するようなら、別のGUARDスキルを使った方がいいかもしれない。
GRADE効果
初期値ゲージが3本未満の時ダメージ軽減 (80%)
ゲージが3本以上の時ゲージ上昇UP (240%)
+1〃 (80%)
〃 (280%)
理論値:92400(5本+12400/22k)[初期値]
ランクテーブル
12345
スキルEp.1Ep.2Ep.3スキル
678910
Ep.4Ep.5Ep.6Ep.7スキル
1112131415
Ep.8Ep.9Ep.10Ep.11スキル
1617181920
 
2122232425
スキル
STORY
EPISODE1 大地と共に生きる少女「私の名前はセリドウェン・マグメール。私の一族は自然と共に生き、大地を自由に巡っているの」
 私の名前は『セリドウェン・マグメール』。
 遊牧民族『マムナギ族』の娘だ。
 私の一族は、ウトハンミュラ大陸の辺境の大地を彷徨って生活している。
 朝日に祈りを捧げ、家畜の世話をして、夕日が沈むと共に一日の感謝を神に捧げる……そういう暮らしを私たちの一族は古代からずっと繰り返してきた。

 私たちにとって大地は母と同じく尊い存在で、そこで共に暮らす生き物は兄弟と同じだ。
 私も幼い頃から鷹の『マリネリス』と狼の『イーグリット』と一緒に育ってきた。

 一族の長を祖父に持つ私は、幼い頃からずっとこう教えられてきた。

 『マグメール、大地の神は我々にいつも必要な分だけの恵みを与えてくださるのだ。多くを望んではいけない。そして我々は与えられた分だけ、大地に、生き物に、人に何かお返しをしなければならない……人には生まれもった使命があるのだよ』

 ……祖父の言葉の意味がはっきりと分かったのは、私が大地の神を祀る儀式に参加した時のことだった。
EPISODE2 神の徴を受けて「ある日大事な儀式で、神が現れて私の身体の中に入ったの。それから私は『巫女』になったのよ」
 私がまだ幼い頃、大地の神に感謝を捧げ、祖霊を癒し、彼らの力を借りることで今後の一族の未来を占うという
30年に一度に行われる重要な儀式が行われた。
 折しもローレル大陸の中央……ブリルダリア帝国では何やら不穏な動きがあると、私の一族を訪ねてきたキャラバンに教えられていた長は、一族の安泰を願うためにも、この儀式を必ず成功させなければならないという意気込みを儀式の直前、孫の私に熱く語っていた。

 そんな祖父の願いが通じたのか、儀式はつつがなく進んでいった。だが儀式の最後、ネリの樹の枝で作られた櫓に火が放たれたとき、奇跡が起こった。
 祈りの炎が、青白い輝きに代わり、その中に神々しい姿をした人……神が現れたのだ。

 「……夏の夜の一族よ、聞け。この大地は近い未来、戦の炎に包まれる」

 それから神は仰った。『その戦火は煉獄より出でし悪神によって引き起こされる』『大地は炎と血によって赤く染まり闇の時代が訪れる』と……。

 神の啓示を受けた祖父や大人たちは恐れ慄いた。
 「神よ……我々は、どうすればよいのですか?」
 だが、神は祖父の質問に答えないで、ゆっくりと私の方を指さした。
 すると神の身体は風のように揺らぎ、私の中に吸い込まれるようにして消えてしまったのだ。

 この日から私は巫女となった。
EPISODE3 巫女としての修行の日々「巫女の修行は厳しかったけれど、神が仰った戦火から大地と人々を守るために、私は頑張ったわ」
 神の巫女として、私には不思議な力が目覚めていた。
 私が吹いた角笛の音色は、生命を震わせ、癒すことができるようになっていた。
 また、元から私たちの一族は自然の声を読むことに長けていたのだが、私はあらゆる動物や植物の声を理解することができるようになっていた。
 そのおかげで、私は幼い頃から一緒に育ったイーグリットとマリネリスと一緒にお喋りができるようになってとても嬉しかった。

 私の中には常に神がいらっしゃる。そのことを私は言葉ではなく、文字通り身体で感じることができた。
 それはとても誇らしく、また周りの一族のみんなも、私のことを巫女と崇めてくれるようになった。

 ……だが、誇りや大いなる力には、その分責任が求められるものだ。
 私はいずれ訪れるという戦火、そして悪神によってもたらされるという災厄から、大地と自然そして民を守らなければならない。

 そのために私は祖父の元で巫女として厳しい修行に励んだ。
 周りの同じ年の子供たちが野を駆け、川で遊んでいる時も私は常に勉強と修行をしていた。
 だが、私はそれでも構わなかった。
 (私には使命がある……神の意志を実行するという大事な使命が……)
 私は神と大地に身を捧げる覚悟が自然とできていたのだ。
EPISODE4 夢のお告げと旅立ち「やがて本当に戦争が始まり、私は夢を見たの。これは悪神と戦うために旅に出ろというお告げだわ!」
 やがて……神の啓示通り、大陸は戦火に包まれるようになった。
 中でも大国、ブリルダリア帝国の勢いは凄まじく、圧倒的な武力で他国を支配しているようだ。
 幸い、私の住むローレルの森付近はまだ直接の被害には遭っていない。
 だが村の男の人は行商の途中で無理矢理徴兵されるなどして、確実に戦火の足音は私たちに近づいていた。

 (ああ……ついにこの時が来てしまったのね。でも私はまだ神のお声を聞けていない。神よ。私は何をすればいいのですか? 恐ろしい戦争で苦しむ人々を救うためにはどうしたらいいのでしょう?)

 私は一層祈りの時間を増やすようになっていた。
 そんなある日、私は夢を見た。
 夢の中で私は青と白の光に包まれた。すると光の中から荘厳な声が響いてくる。
 「マグメールよ。ついに煉獄の悪神が現れる。大地は彼の悪神の放つ邪悪な炎によって焼け爛れ、生き物は死に絶えるであろう。その前にお前は、その悪神を討ち滅ぼさねばならぬのだ」
 その後、光の中に悍ましい炎を背負った巨人と、不思議な遺跡のような場所が映し出された。
 (これは、神のお告げに違いないわ!)

 次の日、私はすぐさま長である祖父に事情を話した。そして私は一族のみんなに見送られながら、幼い頃より友として育ったイーグリットとマリネリスを伴に、悪神を滅ぼす旅に出たのだった。
EPISODE5 初めての異郷「旅は慣れないことだらけだけど狼のイーグリットと鷹のマリネリスが一緒だから私は大丈夫!」
 遊牧民として育った私は、旅自体には慣れていたものの、1人でこんなに遠くまで旅をすることは初めてだった。
 だが、他の村人と交流するのは心躍るものだったし、大きな街で見たこともない技術や文化に触れるのは、隔絶された一族で育った私にとってとても刺激的だった。
 (凄いわ! 世界ってこんなに広かったのね!)
 私は人間の多様性に驚き、世界の美しさを喜んだ。
 しかし、そんな私の喜びは、段々と戦場に近づくにつれてしぼんでいった。

 炎によって緑を失い、焼け出された森の動物たち。大砲の直撃で崩れ落ちた家屋。大事な人や物を失って泣き崩れる人々……。
 私は、自分の力で可能な限り、人々を癒した。
 それでも人々に笑顔与えることは中々できない。彼らの心は冷たく凍り付いてしまっていた。
 (酷い……これが戦争なのね! こんな悲劇も人間が生み出した物の1つなんだわ)

 立ち寄った村で聞くところによるとブリルダリア帝国の末姫・ステラリウス姫が自ら参戦したことで戦況が悪化したらしい。
 私は自分と同じくらいの歳の少女が戦場に立っているという事実に驚いた。
 (こんな恐ろしいことは早く止めないと!)
 私は自ら戦争の最前線に向かう決意を固めた。
 私の目的地を知った親切な人々は、私の身を案じてくれたが、それでも私は自分の使命のために歩き続けた。
EPISODE6 帝国の戦姫と流浪の巫女「戦争で苦しむ人々を見るのは心が痛むわ。どうして帝国の姫様はこんな酷い行いを好むの?」
 都会に行けば行くほど、戦争の惨たらしさが伝わってくるようになった。
 瓦礫の山と化した街を彷徨う人々の目は濁っているか、あるいは抑えきれない怒りや憎悪に満ちている。
 (……この悲しみは私の力では癒せない)
 私は自分の無力を噛みしめて、旅を続けた。
 そしていよいよブリルダリア帝国に足を踏み入れたのだが……私を待っていたのは意外な光景だった。

 ブリルダリア帝国は戦争で勝ち続け、国土を広げ続けている。だからてっきり国民は勝利に酔いしれているのだろう……そう思っていたのだ。
 だが、戦争の爪痕は敗戦国と比べて少ないものの、街の人の顔色はとても暗く、笑顔は消えていた。
 誰もかれもが疲れ切っているようだった。

 (……これは一体どういうことなのかしら?)
 不思議に思った私は、泊まった宿屋の主人に事情を聞いてみた。すると彼は控え目な声で教えてくれた。
 「……ステラリウス姫様が、戦争をお止めにならなんだ。若い男はみんな徴兵されて、街の労働力はほとんど奪われてしまった……しかも姫様の武器の開発のため、国中の資源が徴用されちまったのさ。これじゃあ俺たちはこの冬を越せないよ」
 「そんな……」
 私はこの時気が付いた。

 (悪神を滅ぼすだけではダメなんだ。目の前の悲しみを少しでも減らすためには、私は直接姫様と会ってお話をしなければ……)
EPISODE7 煉獄より悪神顕る「悲惨な戦場を越えて、私は帝国の姫様に会いに来た。そこで出会ったのは……煉獄より顕現せし悪神!」
 私はステラリウス姫様に会うために、戦場を進んでいった。その途中、様々な悲劇を目撃した。
 顔を煤だらけにして、母親の亡骸にしがみつく子供。
 手足を失って、苦痛に苦しむ兵士……心が砕かれそうになる悲惨な光景を目の当たりにして、私は涙が止まらなかった。
 何より辛かったのは戦場に向かう兵士たちが自分たちの行いは、とても正しいもので、家族や祖国を守ることに繋がっていると信じていることだった。
 「オール・ハイル・ブリルダリア!!」
 ……彼らはそう叫んで次々に戦場で散っていく。
 あらゆる人々が幸せな未来を望んでいたはずなのに、その行いは誰かの涙を生み出しているのが悲しかった。
 (こんな戦は早く止めなければ!)
 私は早く姫様にお会いしなければと思う一方で、目の前に横たわる傷ついた人々を放ってはおけなかった。
 持てる力の限り、人々を癒していった。
 「……さあ、これで治りましたよ」
 「……貴女さまはいずれの国の巫女でしょうか?」
 「……私には国は関係ありません。神の前では全てが平等で、私はその教え従っているだけなのです」

 いつの間にか、私の前には国や立場を越えて、戦争で傷付いた難民たちが集まるようになっていた。
 その日も私が戦地の後方で焼け出された村の人を治療していると……突如宙が裂けた。そしてその裂け目から、禍々しい炎を纏った巨人が姿を現した。
 私は本能でその巨人が、かつて神が私に滅ぼせと啓示を与えた存在だと悟り、あまりの存在感に震えた。
 「あれこそが……煉獄より出し悪神!」
EPISODE8 奏でよ奇跡を「悪神の力で大地が割れて砕けた! このままでは戦火に見舞われた民が危ないわ。今こそ奏でよ奇跡を!」
 空より現れた巨人が手にした不思議な楽器を奏でると、戦場には心をかき乱される音が鳴り響いた。
 (うっ……!? なに!? この禍々しい音律は!)
 音の威力は凄まじく、たった一度の巨人の演奏で、大地は割れ、砕け散ってしまった。
 戦場は大混乱に陥り、多くの兵士たちが地割れに飲み込まれていくのが、遠くからでも分かった。
 そして、その地割れと衝撃は戦場の遥か後方にいた私たちにも襲い掛かった。

 (いけない……このままではここにいる人々がみんな大地に飲まれてしまう!)
 私は全身全霊で神に祈った。
 (宿れや この身に この声に この歌に……神の徴を今与えよ!)
 すると私の身体は熱く滾り、奥底から力が湧いてくるのが感じられた。
 (これは……神の思し召しに違いない!)
 私は魂を込めて祈りの歌を天に捧げる。
 「……風渡る大地よ。黄昏の楽土よ……奏でよ、奇跡を!」
 私の祈りの歌に呼応して、周囲の木々は戦争で焼かれ、枯れていた状態からみるみるうちに回復し、成長していった。そして大地の割れ目にしっかりと根を張り巡らせ、大地を覆い尽くし、人々は救われた。
 「おおお……奇跡だ。神の巫女の奇跡だ」
 私は人々の感動の声を聞きながら、神に感謝していた。
 (神よ……何かも貴方のおかげです。感謝します)
 だが……そこで力を使い果たした私は、倒れてしまったのだ。
EPISODE9 失われた神の徴「何とか民を守ることはできた。でも私は神のご意志を感じられなくなった……どうすればいいの?」
 難民たちが暮らす村に運び込まれた私は、3日3晩寝込んでしまった。そして目を覚ました時、私は自分の異変に気が付いた。
 (そんな……神のご意志を感じられない!)
 神の徴が無くなった証拠に、私は巫女としての力を全て失ってしまった。私はとてつもない不安にかられた。
 だが、そんな私に村の人々は優しくこう言った。
 「巫女様、特別なお力がなくとも貴女の御心は私たちを癒してくれます。どうかずっとここにいてください」
 私は村の人々の好意に甘えることにした。そして子供の時以来に巫女としてではなく『普通』の少女としての日々を過ごした。
 (もしかしたら……私はもう、普通の女の子として生きてもいいのかしら? 神のお声も聴けないこの身では何も役に立たないし……)

 いつの間にか私はそんな風に考えるようになっていた。
 だがそんなある日、村に新たに傷ついた難民がやって来た。その傷は酷く、すぐに手当てが必要だった。
 (……かつての私なら、この傷を簡単に癒すことができたのに、今の私では、難民たちのかすり傷1つ癒すことができないんだわ)
 私は自分の無力さに打ちひしがれた。だが、すぐにそれは間違いだと気が付いた。
 (今の私はもう巫女ではないかもしれない。神のご意志を聞くことは二度とできないのかもしれない。それでもきっと私にはできることがあるはずよ。私は自分の意志で、この戦争を終わりにしたいと願っているのだから……そのためにもあの煉獄の悪神を止めなければ!)
 こうして私は再び旅を続けることにした。
EPISODE10 私の意志で悪神を払う「今の私には神のご意志は感じられないけど、私は自分の意志であの悪神を止めるため再び旅に出るわ」
 私は悪神に出会うために、かつて神が私に啓示として夢の中で見せた古代遺跡を目指した。
 (あの古代遺跡が本当に存在するのか?……分からないけれど、私は足を止めるわけにはいかないわ)
 巫女としての力を失った私にとって、戦場で荒れた土地を巡る旅路は果てしなく険しいものだった。だが私は自分の命を糧にして1歩ずつ歩き続けた。
 今の私には戦場に直接向かい、ステラリウス姫様をお止めする力はないのかもしれない。それでも民に救いの手を差し伸べることはできるはずだ。
 私は飢えた民がいれば、自分の食べ物を与え、傷付いた民がいればできうる範囲での手当てを行った。
 そんな私のことを『聖音の巫女』と大仰な名で呼ぶ人もいるが、私は自分にできることを実行しているだけだ。

 ……やがて戦争はブリルダリア帝国が全大陸を制覇したことで幕を下ろしたことを知ったが、私は足を止める気にはならなかった。
 (……あの悪神を放っておけば、またいつ争いが起こるかも分からない! そんなことは許せないわッ!)

 そうして旅を続けて、ついに……。
 「……やっと古代遺跡が見えてきた。あそこに悪神がいるに違いないわ!」
 だがそのとき上空が黒い影に覆われる。
 「あれは……帝国軍の飛行船? しかも王家の紋章入りだわ……まさか、あの古代遺跡へ!?」
 もし『破音の女王』と呼ばれるようになったステラリウス姫様が、かの煉獄の悪神と接触したら……何が起こるか分からない! 私は古代遺跡へと急いだ。
EPISODE11 嘆きを越え……届け「古代遺跡にたどり着くと、神の力は戻ってきた。今こそ使命を果たすため私は悪神に会いに行くわ!」
 古代遺跡に辿り着いた私は、思わず驚きの声をあげてしまった。遺跡の様子は、かつて夢の中で見たものとそっくり同じだったからだ。
 (間違いないわ……ここに悪神がいるのね……)
 だがいくら探しても古代遺跡には悪神どころか誰の姿も見当たらない。
 (そんな……既に遅かったというの?)
 どうやらステラリウス姫様は、私よりも先に悪神の元へ向かってしまったようだ。
 私はその場で跪き、神に祈りを捧げた。
 (神よ……力を宿したまえ。この身に、この声に、この歌に、今!)
 瞬間……私の胸は熱くなり、神の力が再び戻ってくるのを感じた。それどころか、いまだかつてないほどの力が漲り、私の身体の隅々まで行き渡っていった。
 「神よ……感謝いたします! 私は、自分の意志で、彼の煉獄の悪神を払ってみせます!」
 私は手にしていた角笛を高らかに吹き、神に己の決意を知らせた。
 すると……古代遺跡には先ほどまでなかった穴がポッカリと開いていた。穴の中には階段があり、どこまでもどこまでも深く続いているようだ。
 穴から噴き出してくる禍々しい気配に、私はこの先に煉獄の悪神がいるという確信を持つ。

「今こそ、神の徴を持つ巫女としての使命を果たさねば。この大地と、空……そして人々の胸に安らぎをもたらすために!」
 ……私は恐れることなく、煉獄へと続く階段に足を踏み出していった。



コメント(7)
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コメント

  • チュウニズムな名無し No.101369443 2017/10/17 (火) 02:01 通報
    煉獄の悪神…またG.O.Dか!
    0
  • チュウニズムな名無し No.100679868 2017/07/01 (土) 08:08 通報
    伝説の角笛+1でゲージ上昇280%でした。
    0
  • チュウニズムな名無し No.100674922 2017/06/30 (金) 18:09 通報
    巫女…ハーヴェスターシャ…
    返信数 (1)
    0
    • × チュウニズムな名無し No.100680838 2017/07/01 (土) 11:39 通報
      後でメタヴァースでクソフレーム化されてそうな名前ですねぇ…
      2
  • チュウニズムな名無し No.100634624 2017/06/25 (日) 09:01 通報
    人形みたいな顔になるな
    (不気味)
    0
  • チュウニズムな名無し No.100628224 2017/06/24 (土) 12:15 通報
    無いと思ったのに意外とある・・・
    汎用スキルはアレにしなくて正解だったか
    0
  • チュウニズムな名無し No.100624874 2017/06/23 (金) 22:32 通報
    通常と専用スキル絶対別の人でしょこれww
    あと15歳には見えない
    1

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