シラタキ

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※AMAZONから、スキルのGRADE UPによる数値の変化量が途中で変わるケースが出ています。


Illustrator:夢ノ内

名前シラタキ
年齢15歳
職業竜宮城で執事をしている
趣味市場調査

巨大エンターテイメント企業の社長秘書。
社長が幼い頃から支え続ける執事的存在である。

STORYの元ネタは恐らくS○GAの過去。
スキル
RANKスキル
1ファイブ・リグレッツ
5
10
15
25限界突破の証

  • ファイブ・リグレッツ [NORMAL]
    • 効果は終了リスクのないジャッジメントとも取れる。ゲージ6~7本まで狙えるが、そもそもミスをあまりしないのであればそれこそ即死系スキルを使う方がゲージ稼ぎには良いだろうと思われる。
      NORMALカテゴリの汎用スキルでは数少ない「譜面を問わずに6~7本到達できる」スキルなので、マップボーナスに指定されている場合はこちらの方が良いこともある。
    • ちなみに、所有キャラの一人・パピオンの対応曲「L’épisode」の作曲者であるOsamu Kubota氏は、過去にこのスキルと同じ名前の「Five Regrets」という曲を発表している*1
    • AIRバージョンで仕様変更はされていない。AMAZONで所有者は増えた。
GRADE効果
共通MISS時のダメージが増える (500%)
初期値ゲージ上昇UP (190%)
+1〃 (195%)
+2〃 (200%)
+3〃 (205%)
+4〃 (210%)
+5(213%)
+6(216%)
+7(219%)
理論値:123000(6本+21000/24k)[+3]
理論値:129600(7本+3600/26k)[+6]
推定理論値:131400(7本+5400/26k)[+7]
所有キャラ【 パピオン / シラタキ

ランクテーブル
12345
スキルEp.1Ep.2Ep.3スキル
678910
Ep.4Ep.5Ep.6Ep.7スキル
1112131415
Ep.8Ep.9Ep.10Ep.11スキル
1617181920
 
2122232425
スキル
STORY
EPISODE1 海の楽園イバラキ県「イバラキ県には『竜宮城』という海の動物たちの楽園がある……が、最近はどうも落ちぶれているようだ」
 ここはしゃべる動物と人間が仲良く生活している不思議な世界『グンマ県』……ではなくグンマ県の近くにある『イバラキ県』。

 優しい日差しを浴び、きらりと光る穏やかな海の下。透き通るような美しい海中に、海の動物たちが賑やかに暮らしていました。

 そこで暮らす海の動物たちはとにかく、エンターテイメントが大好きであり、常日頃からゲームやレジャー施設などを楽しんでいました。

 本来娯楽であるはずのエンターテイメントは、もはやイバラキ県民の生活に必要不可欠な存在となっていたのです。

 多くのニーズがあるエンターテイメントは、当然大きな市場となっており、様々な企業が県民を楽しめるため、大金を稼ぐためにシノギを削り合っていました。

 そんな中、遥か昔からイバラキ県のトップの座に君臨していた企業があります。それは、巨大総合エンターテイメント企業『竜宮城(シーポリス)』でした。

 『竜宮城(シーポリス)』のレジャー施設やゲームは、誰もが一度は体験しており、もはやイバラキ県民でその名を知らぬ者がいない程、有名な大企業でした。

 しかし、栄華を極めたと思われた『竜宮城(シーポリス)』ですが、近年では経営が傾き始めていました。

 「このままじゃ今期も赤字。私才能ないのかな……」

 亡き父から『竜宮城(シーポリス)』を受け継いだ現在の経営者であるオトヒメ。けれども、彼女が社長に経営者に就任したときにはすでに『竜宮城(シーポリス)』はにっちもさっちも行かない状況になっていたのです。

 それでも若き経営者はなんとか起死回生を図るためにこの日も夜遅くまで、新たなコンテンツの企画書を作成していました。

 「あまり考えすぎも良くありませんぞ。オトヒメ様」

 優しく紳士的な声を耳にしオトヒメは振り返ります。そこにはティーセットを手に持ったナイスミドルなリュウグウノツカイの男性がいました。

 「シラタキ……」
 「ほっほっほ。ここは一つ、ココアでも飲んでお休みになってください。あとは全て、このシラタキめがやっておきますゆえ」

 シラタキと呼ばれた男性はココアをカップに注ぎ、オトヒメに差し出します。彼は若いオトヒメを幼い頃から支え続けてきた、執事的存在でした。

 「……いつも、悪いわね」
 「いえいえ、このシラタキ、オトヒメ様の御役に立てるならば本望ですぞ」
 「それじゃ、お言葉に甘えさせて貰うわ……」
 「ええ、ゆっくりとおやすみください」

 オトヒメはココアが注がれたカップを手に、自室へと向かって行きます。それを見送ったシラタキは、オトヒメが纏めた資料に目を向けました。

 「ご安心くださいませオトヒメ様。あなたが大切にされる『竜宮城(シーポリス)』は、このシラタキが蘇らせてみせますぞ……!」
 そう決意するシラタキは、気合いを入れて企画書作成に臨むのでした。
EPISODE2 世はエンタメ戦国時代「竜宮城の復活を目指し、経営者のオトヒメと執事のシラタキは奔走。しかし赤字から抜け出せない」
 時はまさにエンタメ戦国時代。様々なエンタメ企業が生まれ、群雄割拠の時代を迎えていました。

 大した娯楽が存在しなかった時代では、『竜宮城(シーポリス)』は『桃源郷』と並ぶエンタメ業界の二大トップと言われていました。

 ですが、今は新参者である中小企業に売り上げを抜かれてしまうほど落ちぶれてしまっていました。
 そんな中、追い打ちをかけるかのように海外からエンタメ企業が業界に乗り込んできたのです。

 それが大人気マスコットキャラ、『チッチー』を看板とする『チンチラランド』です。
『チンチラランド』は嵐のようにイバラキ県に現れ、『竜宮城(シーポリス)』の利用客を根こそぎ
奪っていきました。
 これはまずいと考えた、先代の経営者、オトキューは起死回生の博打を打ちます。

 30章からなる一大叙事詩『シームー』を開発し、利用客を集め直そうとしたのです。
 当時では画期的なモーションキャプチャーを利用した現実感のある演出、完全フルボイス、天候や時間の変動を現実通りに再現したシステム、そして何よりも後のオープンワールドゲームの到来を感じさせるような自由度の高いゲーム性は、宣伝の段階で多くの人々を魅了しました。

 しかし、あまりに巨大で無謀な企画についていける社員は少なく、オトキューすらも疲労に倒れてしまったのです。

 結果、『シームー』は1章のみをリリースし、開発は中止になってしまいました。

 「すまない、オトヒメ……私のせいで、『竜宮城(シーポリス)』は台無しになってしまった。もう、お終いだ……」

 弱り果てたオトキューはそう口にしました。ですがオトヒメは首を横に振り、彼の手を優しく握ります。

 「私がお終いになんてさせない。大丈夫よ、お父様。絶対に私が、『竜宮城(シーポリス)』を立て直してみせるから……!!」
 「オトヒメ……」

 力強く宣言するオトヒメに、オトキューは涙しました。その様子を、陰ながらシラタキは見守っていたのです。

 (オトヒメ様……なんとご立派になられて……! このシラタキ、一生をかけてあなたを支えていきますぞ!)

 こうして、莫大な開発費と人件費で疲弊しきった会社を立て直すため、オトヒメとシラタキの挑戦が始まったのです。

 だが、スタートから『竜宮城(シーポリス)』はすでに三期連続の赤字が確定している状態でした……。
EPISODE3 オトヒメ、その苦悩「3期連続赤字に苦しむオトヒメ。シラタキは、何があっても彼女と竜宮城を守る決意を固める」
 「はぁ……」

 今日もオトヒメは三期連続赤字となった『竜宮城(シーポリス)』の建て直しと、臨時株主総会での説明などに疲れ果てていました。

 椅子に座り、力なくうなだれるオトヒメに、シラタキが近づいていきます。

 「オトヒメ様。今日は貴方の大好きな食事をご用意しましたぞ。どうか、それを食べて、英気を養ってください」
 「シラタキ……」
 「ほっほっほ。それにお布団のご用意もさせて頂きましたぞ。今日はもうお休みになられて、あとはシラタキに全てお任せください」
 「でも、悪いわ。いつもいつも、シラタキに任せてしまって……。私がサボるわけにはいかないわ」
 「なにを仰いますか。オトヒメ様はちゃんと頑張っているじゃないですか。むしろ、この会社の柱であるオトヒメ様に倒れられるわけにはいかないのです。ささ、お休みください」
 「……ありがとう」

 オトヒメは弱々しく微笑み、自室へと戻っていきます。

 「……さて、頑張りますかな!」

 気合いを入れ直すシラタキはオトヒメの仕事を引き継ぎながら、ふと昔を思い出しました。

 シラタキは幼い頃からオトヒメの教育係としてずっと彼女を支えていました。と、いうものの、元々シラタキは優秀な参謀だったのですが先代のオトキューと方針が合わず、経営から外されてしまっていたのです。

 幼い頃は酷いお転婆であったオトヒメに、シラタキは何度も何度も振り回され、教育係という処遇にも悩まされていました。時には辞職を考えたほどです。

 ですが、自分に対し裏表のない笑顔を向け、全力でぶつかってきてくれるオトヒメと過ごすうちにいつの間にかシラタキは本気で彼女に愛情を注ぎ、教育をすることができるようになっていたのでした。

 そんなある日のこと、いつも元気なオトヒメがひどく落ち込んでいる日がありました。

 「どうされましたか、オトヒメ様」
 「シラタキ……私たちの会社、ダサいの?」
 「な、なにを仰いますか!?『竜宮城(シーポリス)』は由緒正しい大企業! ダサいはずなんてございません!」
 「でも、みんなダサいし、つまらないって。風前の灯火だって、言ってるわ……」
 「そ、それは……」
 「ぐす、シラタキ……私、悔しいよ。お父様があんなに頑張ってるのに、みんなに馬鹿にされるなんて! 私が、私が絶対に見返してやるんだから……! みんながカッコいい、凄いっていうような『竜宮城(シーポリス)』を作って見せるんだから!」
 「オトヒメ様……!!」

 涙を流して力強く誓うオトヒメに、シラタキもまた、涙しました。

 ……この日以降、シラタキはオトヒメを立派な経営者にし、一生支え続けると誓ったのです。

 月日が流れ、オトキューが亡くなった後も、シラタキはオトヒメの教育係として、父親の代わりとして支え続けていました。昔の出来事を軽く思い出し、シラタキは微笑みます。

 「……今も昔も、オトヒメ様はご立派に経営者であろうとされている。ならば、私はそれを全力で支えるまで! オトヒメ様と『竜宮城(シーポリス)』を守るためならば、私はどんなことでも致しますぞ!」

 シラタキは決意を新たに、仕事に取り掛かるのでした。
EPISODE4 シラタキの非情な決意「銀行からリストラを求められ悩むオトヒメに、シラタキは従業員への勧告は自分がすると申し出る」
 ……しかし、いくらオトヒメやシラタキが決意を新たにしたところで経営は回復しません。三期連続赤字のため、会社は信用も落ち込み、銀行から新たな融資を受けることも難しくなってしまいました。

 「そこを、なんとかお願いできませんか……」

 弱々しく頼み込むオトヒメに対し、銀行の職員も困り果てています。

 「お力添えしたいのはやまやまなのですが……。こちらからこれ以上ご融資することは難しいのです。心苦しいとは思いますが、従業員を減らして人件費を削減されてはいかがでしょうか?」
 「そんなっ! こ、こんなに苦しい会社を必死に支えてくれたのは従業員なんですよ! リストラなんてできるはずありません!」
 「と、言われましても……私共もこれ以上はアドバイスができません……」
 「そんな……」

 融資を断られ、それどころか従業員のリストラを進められてしまったオトヒメは、酷く落ち込んだ様子で帰宅しました。

 それを出迎えたシラタキは涙を浮かべるオトヒメから事情を察し、彼女を落ち着かせながら話を聞きます。

 「酷いわ。みんな大切な仲間よ……リストラなんて、できるわけないのに……」
 「いえ、しかし銀行の方の意見も理解できますな」
 「シラタキまで!!」
 「オトヒメ様……このままでは『竜宮城(シーポリス)』に未来はありませんぞ。今従業員たちをリストラしなければ、『竜宮城(シーポリス)』が倒産し、それこそ多くの仲間を路頭に迷わせることになりますぞ」
 「ううう……」

 弱り果てるオトヒメに、シラタキは優しく早期退職プログラムや、リストラを実行することが今の従業員にとっても、『竜宮城(シーポリス)』にとっても、最善の策になると説きました。そして長い説得の末、ようやくオトヒメは首を縦に振りました。

 「ご英断でございますぞ、オトヒメ様」
 「すぐに、動きましょう……。従業員には私から報告するわ……」
 「いえ、その必要はございません。従業員への報告は私めが致します。オトヒメ様ばかりに辛い思いはさせませんぞ」
 「シラタキ……」

 辛い決断をしたオトヒメを庇い、シラタキは汚れ役を買って出ました。

 そしてこの英断によって『竜宮城(シーポリス)』はなんとか持ち直すことに成功するのでした。
EPISODE5 チンチラシーの荒波「リストラで経営が落ち着いたのもつかの間、ライバル企業の新テーマパークに顧客が奪われてしまう!」
 オトヒメとシラタキの悲しき英断により、経営が落ち着き始めた『竜宮城(シーポリス)』ですが、再び荒波に飲み込まれそうになっていました。

 なんと、新しいエンターテイメントの波が押し寄せてきたのです。

 「チ、『チンチラシー』ですって!? また新しいエンタメを作ったの……!?」

 強力なライバル企業である『チンチラランド』は、新アトラクションである『チンチラシー』を投入してきたのです。
 結果、チンチラシーは大成功。多くのイバラキ県民はチンチラシーで遊び始めていました。

 「……シラタキ、どうしよう……お客さん、また取られちゃったわ」
 「むむむ……」

 こればかりはシラタキにとっても予想外の出来事でした。これから利益を得ようとしていた時期に客を奪い取られたのはかなりの痛手だったのです。

 「この様子だと……『竜宮城(シーポリス)』の古株のファンすらも奪われておりますな。まぁ、新規コンテンツを作れない我々に見切りをつけるのは、当然かもしれません……」
 「うううう……」

 対抗手段としてすぐにでも新規コンテンツを開発したほうが良いのは確かでしたが、従業員を削減してしまった今、志気的にも、人員的にも、『竜宮城(シーポリス)』はいい企画が生まれづらい環境となってしまっていました。

 こうして、『竜宮城(シーポリス)』は再び苦境に立たされてしまいます。
EPISODE6 起死回生のプロジェクト「竜宮城は中々有力な対策が取れないでいた。そんな時シラタキはあるプロジェクトに目をつける」
 「……ダメ、何も思いつかない……」

 従業員たちも協力して、様々な意見を出してくれたものの、現状を打破するようなアイデアは浮かびませんでした。

 「なにか、なにかいい案はないの!?」

 オトヒメの必死の呼びかけに、社員が恐る恐る手をあげます。

 「一つだけ……」

 社員が提案したプロジェクトは『サンゴジャック』というゲームでした。
 お世辞にもよい企画とは言い難かったのですが、これまでに上がった案よりかはマシな出来であるように思えます。

 「もう、これしかない! シラタキ、協力して!」
 「承知致しましたぞ~!」

 藁にも縋る思いで、オトヒメは『サンゴジャック』の開発に取り掛かります。シラタキの協力もあってか、上層部主導のこの企画は最初、成功するかのように思えました。

 ですが、『竜宮城(シーポリス)』は人員削減の余波を受けて混乱を極めており、開発が難航してしまいました。幾度とない企画内容の変更と、プロトタイプの作り直しを繰り返し、従業員は目に見えて疲弊し始めていました。
 そのためか自主退職や他企業による引き抜きが多発し、『竜宮城(シーポリス)』は致命的な人手不足となってしまったのです。

 結果として、開発上流工程で意思決定経験のない者が開発を主導するという危機的な状況に陥っていました。
 最悪といってもいい状況で作られる試作が面白いものになるはずもなく、いつまで経っても『サンゴジャック』が完成することはありませんでした……。

 そんな中、シラタキはあるプロジェクトに目をつけます。
 それは疲れ果てた社員たちが空いた時間を見つけて、息抜きに作っていたものでした。
EPISODE7 一大反抗プロジェクト「シラタキは若手社員が作った『サンゴクロニクル』に社運をかけるようオトヒメを説得する!」
 「オトヒメ様! この資料に目を通してほしいですぞ!」
 「新規プロジェクト案……? 今、『サンゴジャック』の開発で、誰も手が空いてないじゃない……」
 「分かっております。ゆえに『サンゴジャック』の開発は中止にして欲しいのですぞ」
 「ええっ!? ほ、本気なの、シラタキ!!」

 驚愕するオトヒメに、シラタキは頷いてみせました。シラタキが手にした資料には『サンゴクロニクル』と書かれています。読んでみると、確かに斬新なアイデアがあり、オトヒメは面白いと純粋に感じました。

 「でも、これ誰が書いた企画書なのかしら……」
 「若手社員たちですぞ」
 「……よね。ところどころ稚拙なミスがあるもの」

 オトヒメは決して若手の仕事に難癖をつけたいわけではありませんでした。ただ、その斬新なアイデアに先代であるオトキューが失敗した『シームー』を重ねてしまっていたのです。

 危機的状況に陥る『竜宮城(シーポリス)』の社運をこの斬新で若いアイデアにかけていいものなのか、オトヒメは強く悩んでいました。

 するとオトヒメの迷いをシラタキは見抜き、説得を試みたのです。

 「オトヒメ様! このプロジェクトをどうか進めさせてくださいませ!」
 「でも、もし失敗したらもう、『竜宮城(シーポリス)』は……」
 「その時は……このシラタキ!! 腹を斬ってお詫び申し上げますぞ!!」
 「シラタキ……!」

 シラタキの情熱と若い可能性にオトヒメは賭けることを決めました。

 こうして一大反抗プロジェクト、『サンゴクロニクル』の開発がスタートしたのです。
EPISODE8 サンゴクロニクルの成功「サンゴクロニクル大ヒット! オトヒメは次作の開発を指示するがシラタキは反対。2人は袂を分かつ」
 開発は難航を極めましたが、なんとか『サンゴクロニクル』を世にリリースすることに、シラタキとオトヒメは成功しました。

 その結果、なんと『サンゴクロニクル』は大成功! 多くの集客と利益を出すことができたのです。

 大喜びするオトヒメは、どんどん『サンゴクロニクル』を外部展開してきました。これも見事に成功し、『竜宮城(シーポリス)』の看板はすっかり『サンゴクロニクル』となっていました。

 ですが、急激な成功にオトヒメは浮かれ始めていました。合理的な判断を行うことができなくなっており、浅はかな決断を下すようになっていたのです。

 「オトヒメ様……。最近のお仕事は目に余るものがございますぞ」
 「ええ? でもちゃんと黒字じゃないの。問題ないわよ」
 「それは、確かにそうですが……。そろそろ『サンゴクロニクル』だけでは難しくなってくる時期に入るかと思いますぞ。ここは新規プロジェクトを一つ、立ち上げるべきでは」
 「それなら、いい企画があるわ。『サンゴチェイン』っていって、『サンゴクロニクル』の次回作よ!」

 その言葉を聞き、シラタキは強い危惧を覚えました。

 「……軽率に第二部を出すことは絶対にやめたほうがいいですぞ! ユーザーも飽きてしまいますし、なによりユーザーが愛したコンテンツを使い潰すことになってしまいます!」
 「ふん、心配し過ぎよ。『サンゴクロニクル』が成功したのだから、絶対に大丈夫よ」

 いくらシラタキが説得しようと、オトヒメは耳を貸そうとしませんでした。シラタキは必死に何度もオトヒメを説得しようとしましたが、2人の意見は交わりません。

 「シラタキ、そんなに私の意見が気にくわないなら、やめてもいいのよ!」
 「本気で仰られているのですか、オトヒメ様」
 「ええ、選ぶのは貴方よ、シラタキ」
 「……姫様をお守りすることが私の務め。そして『竜宮城(シーポリス)』を守ることこそ、姫様をお守りする唯一の道だと思っておりました。……ですが、このままでは私は己の職務を全うできないものと存じます……。お暇をいただきますぞ!」

 こうして、シラタキはオトヒメと袂を分かれることとなってしまったのでした。
EPISODE9 海の藻屑と成り果てる「次にリリースした『サンゴチェイン』は大失敗。竜宮城の経営は再び大ピンチに!?」
 シラタキが『竜宮城(シーポリス)』を去ってからしばらくして、鳴り物入りで『サンゴチェイン』はリリースされました。ですが……。

 「ど、どうして!? どうして全然売り上げがでないの!?」

 シラタキが危惧していた状況がそのまま起きてしまいました。

 特に真新しいものがなく、ただただ引き延ばしである次回作に、ユーザーは一切の興味を示さず、それどころかコンテンツを使い潰そうとする運営の姿勢に辟易し始めていたのです。

 その結果、致命的なユーザー離れを引き起こしていたのでした。

 『サンゴチェイン』だけでなく、『サンゴクロニクル』の固定ファンすらも見切りをつけて去って行ってしまう状況に、オトヒメはひどく落ち込んでいました。

 「このままだと、また売り上げが赤字になっちゃうわ……。全部シラタキが言った通りだったのね……。私はなんて取り返しのつかないことをしちゃったの!」

 涙を浮かべるオトヒメは、シラタキに酷い言葉をかけて別れたことを強く後悔しました。

 「ごめんなさい、シラタキ……、お父様……。『竜宮城(シーポリス)』はもう終わりよ」

 諦めを口にするオトヒメですが、その時突然、部屋の扉が開かれました。

 「オトヒメ様!!」

 懐かしいその声に、オトヒメは振り返ります。
 そこには何度も窮地を救い、何度も手を差し伸べてくれた大切な人の姿がありました。

 「シラタキ……!!」

 オトヒメは泣きながらシラタキに抱きつきました。

 「ごめんなさい、ごめんなさいシラタキ! あんな酷い言葉を言ってしまって……! 私、何も大事なことが分かっていなかったの! ごめんなさいッ!!」
 「……もう終わったことですぞ。それに、人は皆間違うものです。そこから反省し、立ち直ればそれでいいのですぞ」
 「シラタキ……!!」

 子供のように泣きじゃくるオトヒメの頭を、シラタキは優しく撫でました。

 「さぁ、いつまでも泣いててはいけませんぞ!『竜宮城(シーポリス)』を立て直さなければ!」

 シラタキは力強くそう告げると、水面下で進行していた『サンゴタイセン』のことを打ち明けるのでした。
EPISODE10 今こそ切り札オープン!「悩むオトヒメの前にシラタキがやってくる。彼は密かに『サンゴタイセン』を開発していたのだ!」
 仲直りしたオトヒメとシラタキは協力し、『サンゴタイセン』を開発しました。
 これまでの失敗を活かしたプロジェクトに、従業員たちの志気も上がり、開発は円滑に進みます。

 そしてついに『サンゴタイセン』はリリースされたのです!

 結果は『サンゴクロニクル』の売り上げを大幅に超える大成功でした。

 ユーザーに飽きを与えない拡張性のあるシステムや定期的に打ち出される斬新なイベント、なによりもコンテンツを愛した運営方針は多くのユーザーの心を掴んだのです。

 『サンゴタイセン』はまさに起死回生の一手となり、多くのライバル会社から客を奪い返すことに成功しました。
 こうして、群雄割拠のエンタメ戦国時代に、『竜宮城(シーポリス)』は終止符を打ったのです。

 「……ありがとう、シラタキ。なにもかもあなたのおかげよ」
 「何を言いますか! オトヒメ様の頑張りがあってこそですぞ!……ですが油断は禁物ですぞ。これで引き下がるライバル企業ではありませんからな」
 「ええ、今度はちゃんとシラタキの言葉に耳を貸すわ。もう、絶対に調子になんか乗らないんだから……。これからも一緒によろしくね」
 「もちろんでございますぞ~!」
EPISODE11 この身は竜宮城のために「エンタメ界の覇者となった竜宮城。だがシラタキは油断せず『竜宮が如く(極)』の開発を着手する!」
 経営をすっかりと安定させた『竜宮城(シーポリス)』ですが、シラタキの助言もあり、オトヒメは一切油断していませんでした。

 と、いうのも流行廃りが激しいエンタメ業界では、少しでも気を抜けば足元をすくわれてしまうのは、オトヒメが身をもって体験していたためです。

 本当の意味で『竜宮城(シーポリス)』が安定することはきっと恐らくないのでしょう。安定するには、ライバル企業に負けないような面白い企画を作り続けるしかないのです。

 しかし、この終わりが存在しない挑戦に、オトヒメは熱く強く燃えていました。

 「さぁ、シラタキ、新しい企画を作るわよっ! どんどん案を従業員たちにもってこさせなさい!」
 「承知致しましたぞ~~! オトヒメ様!」

 頼りなるシラタキと一緒ならば、この挑戦もきっと乗り越えられるはず。そうオトヒメは確信していました。

 「オトヒメ様! 社員から『竜宮が如く(極)』という企画の提案がありましたぞ~!」
 「ふむ。アウトローを題材とした作品にしては、かなりキャッチーなシステムね……。それに自由度も高いし、すごく面白そう! さっそく開発に取り掛かりましょう!」
 「おお、ご英断ですぞ、オトヒメ様! 私も精一杯協力しますぞ~!」
 「ふふ、頼りにしてるわよ! シラタキ!」

 ……こうして、オトヒメとシラタキは『竜宮城(シーポリス)』のさらなる飛躍のため、これからもずっと協力し合うのでした。




*1 KONAMIの音楽ゲーム「beatmaniaIIDX 6thStyle」に収録。現行作品では削除されており、アーケードではプレイできない。

コメント(2)
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コメント

  • チュウニズムな名無し No.103190024 2018/10/27 (土) 02:07 通報
    サンゴタイセン...
    体が勝手にお風呂に向かってしまうゲームですねわかります
    0
  • チュウニズムな名無し No.103184022 2018/10/26 (金) 22:31 通報
    セガの挫折の歴史みたいなストーリーしてるな
    おもむろにシェンムーの話出てくるのはさすがにふいたわ
    0

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